Twitter界隈であまりにも評判がよかったので映画館に久々に足を運んでみました。ご存じの通り、夏にロンドンで行なわれるはずだったマイケル・ジャクソンのショウ、そのリハーサルの記録です。
彼の訃報に接したときを遙かに上回る喪失感。このショウが日の目を見なかったなんて。こんな稀代のエンターテイナーがいなくなってしまったなんて。
マイケルの有名な曲やプロモーションヴィデオには接していたつもりでしたが、私は彼の凄さをまだまだ理解していませんでした。そのことを思い知らされた作品でした。これを夏に見せられたら、ロンドン行きを検討してしまっていたかもしれないレベル。
しかし一方で、リハーサルなのに並のライヴ映像を凌駕して魅せるこの映画の持つ力はいったい。もちろんマイケル本人、異常に技術水準の高いダンサーやミュージシャン、そして編集に多くを負っているとは思うのですが、このリハーサルがこうやって記録に残っていて、結果的に多くの人々にマイケルのメッセージを届けられているということには、何か運命のようなものを感じずにはいられません。
それにしても、50歳にも関わらず30歳の頃と変わらない歌やダンスを披露して息も上がらない人がなぜ急死したのか。本当に残念です。