庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年の収穫

眠れなかったり頭痛になったりで今年肉体的に最もしんどい経験でもありますが、それでもやはり。 富士登山

2007年の収穫

そんなに数も観ていないせいか、突出したものはありませんでした。観終わった後も印象が全然薄まらないです。今回1年を振り返って改めてそれを実感しました。 奇跡の丘 これがたった10年と少し前の出来事だったなんて。 ホテル・ルワンダ よく日本に来てくれ…

2007年の収穫

ヘビーローテーションNo.1。最も好きなヴォーカリスト2人のデュエットですし。 ポール・マッカートニー&ジョージ・マイケル/ヒール・ザ・ペイン 今年新しく知ったミュージシャン(あんまりいませんが)の中で、今もよく聴くのはこれ。 フラテリス「コステ…

2007年の収穫

読んで世界の見方が変わったし、読んでいる最中興奮したし、総合1位はこれです。 ジェフリー・サックス「貧困の終焉」 読んだ内容を人に話したくなるという点ではここ数年で一番かも。 スティーヴン・D・レヴィット&スティーヴン・J・ダブナー「ヤバい経済…

蕎麦・あんばい(西宮)

長めの散歩に出かけました。今回は14kmくらい。前に行ったお蕎麦屋さんがおいしかったので、またここで蕎麦とビールかなと思って行ってみたら臨時休業。で、近くの本屋で西宮Walkerを読んでみると、夙川の「あんばい」という店が紹介されていました。電車で…

携帯電話の辞書での「ビートルズ」「ポール・マッカートニー」の位置づけ

携帯電話をD905iに変えました。片手で電話に出ることが多いので、折り畳みよりスライドのほうが便利だと思ったのと、大画面、そしてバリューコースにひかれて選びました。それはともかく、新しい携帯を手にした私が最初にやることは、去年の10月4日同様、こ…

2007年11月 iPod再生回数上位曲

1.The Beatles / Day Tripper2.The Beatles / No Reply3.The Beatles / Paperback Writer4.Radiohead / Fake Plastic Trees5.渡辺美里 / Lovin' you1.は、レノン/マッカートニーのハーモニーを聴きたくて。2.は中間部("If I were you...")が聴きたくて。3.…

NHKスペシャルドラマ「海峡」最終回

一挙に戦後の30年近くを駆け抜ける最終回。戦争中はもちろん、戦後も激動の時代だったんだなと感じさせられる内容でした。特に朝鮮半島は、描かれている時間は少ないですが、戦後も悲劇は続いたという、知識としては持っていながら実感を持てていなかったこ…

「モレク神」「牡牛座」

ソクーロフ監督の2作品が大阪で上映されることに。これを観に佐世保から来たNさんと一緒に鑑賞。「モレク神」はヒトラーの、「牡牛座」は晩年のレーニンの、指導者としてのイメージからはほど遠い人間らしい面、もっと言えば駄目駄目な面に光を当てたつくり…

NHKスペシャルドラマ「海峡」第2回

録画したのを今日観ました。全体的に、登場人物の表情や画面のトーン、切り替わり方などで物語を見せていく見せ方に好感を持ちました。こういう恋愛もので、セリフでの説明が多くなってしまう見せ方は個人的に好きではないので。昭和20年代のイメージをその…

国立科学博物館「ファーブルにまなぶ」

23日に引き続き、ファーブル関連の催し物、「ファーブルにまなぶ」。関西にもやってくる展示ですが、会場が自宅から遠いので東京にいる間に行ってしまおうということで。「虫の詩人の館」を10倍くらいの規模にした感のあるフランスの昆虫標本には圧倒されま…

福本伸行「最強伝説黒沢」

孤独で自意識が強い中年男性が、「人望がほしい」ために生き方を変える決心をする物語。ホテルの近くのまんが喫茶で全巻読みました。個人的にはバトルの様相が濃くなる後半より、アジフライひとつで人間の心の機微を描く前半のほうが好みです。いずれにして…

Sgt. Pepper's Music Festival

友人夫妻の結婚記念音楽祭が行われました。全部でなんと13バンドがそれぞれ10分の制限時間内でそれぞれの趣向を凝らした素晴らしいショウを見せてくれました。趣向がまったく重ならず、しかも当日くじで決めた出演順も図ったかのような見事な流れ。その上退…

秘密の喫茶店

小熊英二「対話の回路」の最後の対談に出てくる「秘密の喫茶店」に行ってきました。下北沢の某ビル2階。お店にはいると、最初に目にはいるのが大きな本棚。「ファウスト」などの古典と、主に社会科学関係の本が並んでいます。もちろん小熊さんの本も。お店の…

アンナ・カレーニナの法則

次に向かったのは荻窪。Kくんと、なぜ人類の歴史において地域により発展に差ができたのか、日本はなぜ非西洋なのに発展できたのかなどの疑問についてジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」をネタに飲もうという趣向。まず、ほとんど私の趣味であるこのネ…

フェルメール「牛乳を注ぐ女」(国立新美術館)

その後は赤坂のホテルに戻って昼寝。起きてから歩いて国立新美術館に向かいました。目的はもちろん「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」、もっと言えばフェルメールです。サイトによれば比較的すいているはずの夕方16時過ぎに行ったのですが…

虫の詩人の館

次に向かったのは西日暮里と千駄木の間くらいにある「虫の詩人の館」。「昆虫記」で有名なファーブルにちなんだところです。ファーブルは私の人生最初のヒーロー。小さい頃はとても憧れたものでした。いや、今でも、好きなことに丹念に打ち込み何かを人に伝…

六厘舎(つけめん)

(2010年8月5日追記:このお店は行列への苦情が理由で移転するそうです。)明日は友人の結婚記念音楽祭。昨日は絶妙のタイミングで東京出張。というわけで今日は東京巡りをしてみようと思い、まず向かったのがつけめんで有名な六厘舎。大崎から歩いて10分く…

NHKスペシャルドラマ「海峡」第1回

番組サイト・第1回あらすじこのドラマを観ていてまず思い出したのは、小熊英二「<日本人>の境界」です。「日本人」の定義の変遷を克明に綴ったこの本には、日本に支配されていた時代の朝鮮人の中には「日本人」として名を成し、朝鮮の位置を高めようとした…

NHKスペシャルドラマ「海峡」放映予定

友人が関わったドラマ。放映が楽しみです。NHKスペシャルドラマ「海峡」 第1回 11月17日(土)21:00〜22:15 第2回 11月23日(金)22:00〜23:15←この回だけ曜日と時刻が違います 第3回 11月24日(土)21:00〜22:15

ポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005

まだ全部観てませんが、思いつくまま感想を。まず最初に観たのが、大好きな「夢の旅人」。予想通りの高画質に感動。室内ライヴバージョンも入っているのがうれしい。「バンド・オン・ザ・ラン」「マムーニア」は初めて観た。前者は特に「モンティ・パイソン…

短距離走トップ95%は西アフリカにルーツをもつ黒人が占めている

「氏か育ちか」問題に関して、前から思っていたことをそのまま書名にした本があったので読んでみました。意外性もなにもないのですが、やっぱりアスリート界、特に短中距離での黒人の強さはデータで見ても圧倒的みたいです。まずは世界歴代100傑の出身国・血…

素晴らしき哉、人生!

fake24さんの辛い時に自分を奮い立たせる10本の映画!というエントリの筆頭に出ていたので観てみました。今現在は、全然辛くない毎日なのですが。最初は、主人公の少年時代など、なんでこの描写が必要なのかな、なんか間延びした映画だな、と思っていました…

2007年10月 iPod再生回数上位曲

1.Feist / 12342.Radiohead / All I Need3.Radiohead / Faust Arp4.Radiohead / 15 Step5.Radiohead / Reckoner6.Radiohead / Videotape7.Radiohead / Bodysnatchers8.Radiohead / Nude9.Radiohead / Weird Fishes/Arpeggi10.Radiohead / Jigsaw Falling Int…

イ・ムジチ合奏団大阪公演(フェスティバルホール)

私が人生で一番最初にはまったアルバムはイ・ムジチ合奏団のヴィヴァルディ「四季」でした。中学1年のころ、それはそれは何度も聴いたものです。それから約25年、やっと生で楽しめる機会がやってきたというわけです(それまでにも来日はしていましたが行けな…

ダン・ブラウン「デセプション・ポイント」

「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」とほとんど同じといっていいくらいのワンパターンな話の流れ。でも、前2作同様、豊富な知識とスピーディーな展開が面白かった。ワンパターンでも楽しめるものですね。

デイヴィッド・プロッツ「ジーニアス・ファクトリー ノーベル賞受賞者精子バンクの奇妙な物語」

「氏より育ち」とはよくいいますが、本当にそうなのか。これまでここで取り上げたシンガポールの政策や「ヤバい経済学」のメモからは、「育ちより氏」の側面が強調されていたようにも感じます。もうちょっとこのことを掘り下げて知りたいなと思っていたとこ…

恩田陸「ドミノ」

まったく関係のないいくつかのストーリーが同時進行で進み、最後に東京駅で集結していく構成、おもしろかった。描写にもユーモアがあふれていて、著者の筆がのっている感覚がこちらにも伝わってきます。でも個人的には、やっぱり恩田陸は静かな雰囲気を描く…

上原隆「1ミリでも変えられるものなら」

上原隆さんのルポルタージュやエッセイを読むと、すっと落ち着いた平和な気分になれるのはなぜなのかな、と考えてみました。多分、他の人が取り上げないようなつまらないことを、露悪的でも偽善的でもなく淡々と正直に綴っているところにあるのかな。よくわ…

フィリップ・ゴーレイヴィッチ「ジェノサイドの丘−ルワンダ虐殺の隠された真実」(下)

ルワンダでの虐殺を描いた上巻に続き、虐殺後のルワンダを綴った下巻。虐殺に荷担した人々が逃亡先の国外からルワンダ国内に戻ってきて、生き残った人々とまた隣り合わせで(つまり、自分の家族を殺した人間がすぐ近くに住んでいる)暮らしているという状況…


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