心に残る、というありふれた言い方を使うのは失礼な気がしながらも、ほんとにそのとおりだった作品。 グラン・トリノ 脚本（と演技）でここまでおもしろくできるんだ、という思いを新たにさせてくれました。 キサラギ 「午前十時の映画祭」ありがとう。本当…

今年の音楽体験と言えば真っ先に思い出し、今後も何度も振り返るであろうものはこれ。 小沢健二コンサートツアー 二零一零年五月六月 広島市文化交流会館 こんな音楽が80年代の日本にあったんだ、という驚き。 はにわちゃん / かなしばり 新しく出会ったバン…

振り返ってみると、そこそこおもしろい本には出会えたけど、これは！というのは少なかったかなあ。そんな中、ここ数年でもっとも深く心に突き刺さった本。 吉田満「戦艦大和ノ最期」 今年一番「読むのをやめられなかった」本。これをきっかけに他の貴志さん…

7曲のみ、しかも別アレンジを除けば3曲しかないミニアルバム。しかし並のフルアルバム以上の内容でした。最初にリピートしまくったのは4曲目と5曲目のヴォーカルとピアノのみのヴァージョン。やくしまるえつこのウィスパーヴォーカルと渋谷慶一郎のピアノが…

[物語]20世紀初頭。イギリス中産階級の令嬢ルーシーは、付き添いの中年女性シャーロットとフィレンツェへ赴く。泊まる部屋は、希望とは異なり眺めが悪かった。そのことをシャーロットが宿のディナーで口にしていると、エマソン父子が聞きつけ自分たちの泊ま…

[物語]冒頭、キリスト誕生のシーン。場面は変わり紀元26年。ユダヤの貴族ジュダ・ベン・ハーは、ユダヤの支配者ローマの司令官メッサーラと幼なじみ。久々のメッサーラのユダヤ入りに際し友情を確かめあっていた彼らだが、メッサーラがユダヤ支配を首尾よく…

[物語]2007年東京。葦船往人は30代後半の大学教員・作家。妻友梨花とはうまくいっておらず、子どもはいない。ところが彼の娘と称する人物からメールが届いた。送信されたのは2035年。往人は当初これは自分が狂ったせいで起こる現象だと考えていたが、「娘」…

[物語］少年フェニックスは、サーカスでナイフ投げをしている好色な父と、同じくサーカスで曲芸をしつつ、サンタ・サングレ（聖なる血）という名の、両手を切り落とされレイプされた少女を崇拝する教会のリーダーを務めている。ある日刺青女と不倫している父…

今をときめく戦場カメラマン・渡部陽一さんの体験記。普通行くことのない（できない）危険地帯での体験はそれだけでも興味深いものですが、読んでいて安心できたのが、どんな目にあってもその国の人のことを悪く言わない点です。例えば、タンザニアで偽両替…

[物語] 千年後の日本。14歳の少女渡辺早季は利根川流域の神栖66町に住み、学校で呪力（念力）の使い方を学んでいる。町は自然豊かで八丁標（はっちょうじめ）と言われる注連縄により外界の悪しきものから守られている。ある日、級友と町の外に出てしまった彼…

坂本龍一 / aqua 坂本龍一 / Lost Theme 坂本龍一 / ice 坂本龍一 / to stanford 坂本龍一 / DNA Intro 坂本龍一 / Solitude 坂本龍一 / DNA 坂本龍一 / Bottom 坂本龍一 / Fotografia 1 坂本龍一 / Fotografia 2 坂本龍一 / Solitude short 坂本龍一 / Harm…