ポールファンの方お二人と、この上なくポールな午後を過ごしました。
まず、阪急梅田の「英国フェア2006」のビートルズショップにてMさんと待ち合わせ。と同時に、まだ聴いていない"Summer of '59"の入っている"Jenny Wren"のシングルを購入。この曲はアナログ盤にしか含まれていないので家で聴けないのですが買ってしまいました。その他の商品を見ながら、ジョンやジョージみたいにポールの「全仕事」シリーズ本がもし出たら一体どれほどすごいボリュームになるんでしょうねえ、などと話しつつ今度は紅茶売り場へ。買ったのはイングリッシュ・ブレックファスト・ティー(銘柄は忘れました。とほほ。)。理由はもちろん、、ポールが"English Tea"に関するエピソードで好きだと語っていたからです。その後、本日の「会」の会場、Kさん邸に向かいます。
挨拶もそこそこに、Kさんに早速さっき買った"Summer of '59"を見せると、うちポータブルだけどアナログプレイヤーあるよ、とうれしい事実が判明。早速セッティングをお願いし、まったり鑑賞。曲は、アナログプレイヤーがぴったりな感じのまさに50年代を思わせるサウンド。ウクレレ風ギターがテンポよくかき鳴らされ、その上にエヴァリー・ブラザーズ風のポールの一人ハーモニーがかぶさっています。曲も明るく明快で、「ケイオス」の収録曲とはかなり違った雰囲気。(ケイオスもいいけどこれも)いいやん!と3人ご満悦。Kさんに淹れていただいた紅茶もとてもすっきりしていたし、いただいたトライフル(これもKさんが「英国フェア」で買われたそう)もキャラメル風味がほどよいおいしさ。さらに3人ご満悦。
その後、いくつかの貴重映像を拝見した後、Kさんが80年代に体験されたビートルズツアーの写真を拝見。ロンドンやリヴァプールの通常のビートルズ名所に加え、普通は行けない場所が続出でMさんと私でびっくり。ファンだけでなく多くのミュージシャンの聖地になっているアビーロードスタジオの内部(ポールが使っていたピアノも写っていました)、今では絶対に行けないといわれるアップルビル屋上、今はなきEMI HOUSE(アルバム"Please Please Me"のジャケット撮影場所)、そしてポールの住んでいた家のThe Backyardなど、驚愕の写真が続出。裏庭の写真はちょうど↓の写真の逆方向からのものでしたが、雰囲気がそっくりなので一見してわかった。Mさんも同様だったみたいで、同時に「あっ!」と声をあげてしまったほどです。最初の旅行でこのすごさ、つい、まんが「こち亀」に出てくる「免許とって最初に乗った車がフェラーリ」という話を思い出してしまいました。「最初から頂点」ってやつですね。
そして、今度はKさんのポール関連の品々が詰まった想い出の「ポール箱」を拝見。ツアーパンフや雑誌の切り抜きなどで当時をしのびます。って書くと大昔の話みたいになってしまいますが、もうかれこれ20年以上前の品もたくさんだったので。私はお二人に比べると遅くにファンになった(「フラワーズ・イン・ザ・ダート」が出た少し後くらい)ので、とても貴重な品々に感激。
最後に貴重な某インタビュー映像を拝見して、第2会場に向かいます。梅田のビートルズコピーバンドのライブハウス、ロンドンタウンです。特にポール関連のイベントがあるわけでもないのですが、久しぶりに大阪でコピーバンドを見るのもいいか、という感じで。
当日のバンドは「LondonTownBand」で、どの曲も一定の水準を保った安定感のある演奏を聴かせてくれ、ファーストステージから最終まで安心して楽しませてもらいました。リクエストを本名+「ポールの(な)会」でがんがん出していると、我々3人のがけっこう通ってしまい、MCで「ポールの会は何人いらっしゃるんでしょうかねえ」、と言及され、その他にもMCのネタにされてしまいました。ははは。
誕生日が近い日だったのでお店にそれをお伝えすると、バンドからの紹介に続きケーキをいただきました。そのケーキがこれ。
実は、お店からいただいたのはリンゴのだったのですが、となりのグループにも誕生日の方がいらっしゃって、その方のがポールだったので、「ポールの会なんですが、替えてもらえませんか」と初対面にもかかわらず厚かましくもお願いし顔の部分だけ替えていただいたのです。(ありがとうございました)。このポール馬鹿ぶりに、別のグループの方にかなり笑われてしまいました。でもいいんです。ちなみにこのポールはチョコレート製でした。
サービスいいなあ、と感心していると、さらにバンドとの記念写真まで撮ってくださり、しかもその写真をガラスのフレームつきでプレゼントしてくださいました。ここまでしてくれるお店もなかなかないのでびっくり。ありがとうございました。
演奏はビートルズナンバーが大半でソロはほとんどありませんでしたが、最終ステージ終了後のBGM1曲目は店名にちなんだ"London Town"。ポールな1日はしっとりと終了しました。KさんMさん、ポールな午後をありがとうございました。