オフィスから食事やちょっとした買い物をしに外に出かけるときに、財布に不便を感じることがよくありました。
ジャケットの内ポケットに入れるにしろパンツの後ろのポケットに入れるにしろ、分厚くて入らないか、入っても膨らんで気持ち悪いし取り出すのにも苦労する。
一方で、小銭はさっと取り出せないと困ります。小銭入れがさっと広げられるボックス型が理想。袋型で、どのコインが何枚あるかがわかりにくいタイプは面倒なのです。
どちらの問題も、電子マネーが全てのお店で使えれば一気に解決だけどそれはまだしばらくかかりそう・・・と思っていたところに、両方をカバーしてくれる財布があると聞いて2017年8月に買ってみました。
カルトラーレの「ハンモックウォレット」です。期待を裏切らない仕組みでした。
小銭の取り出しやすさ
こんな感じで、小銭入れを広げて使えます。財布全面が小銭入れになっているイメージです。
小銭入れを閉じるふたがありませんが、財布全体をホックで止めることで小銭のこぼれを防いでいます。実際、1年半使用してこぼれたのは2回だけでした。
小銭がたくさんあると分厚くなって閉じられないんじゃないか・・・その通りなのですが、これまで一度もそうなったことはありません。この仕組みだとコインが探しやすいので支払いがスムーズで、小銭そのものがあまり増えないせいかも。
カード類は、小銭入れの裏に入れられます。
こんな感じで、上下2枚ずつ、計4枚くらいまで入ります。
取り出しにくそうに見えますが、片手で財布を軽く握るようにして財布のふちを少し寄せると簡単です。むしろ普通のカード入れから出すより楽です。
それでもこの薄さなのです。ポケットティッシュ2個分くらい(写真の財布にはコイン6枚、札9枚、カード3枚が入っています)。男性のパンツの後ろポケットに余裕で入ります。
質感も本革製(小銭入れ部分のみ合皮)なのでしっかりしておりチープさもないし、型押し加工が施されているので傷もつきにくい。
1年半使ってみた結果
さて、以上の写真は購入4か月後の写真でした。以下は購入1年半後(2019年2月)のものです。傷がどれくらいついているかを見てみましょう。
左下に白い傷がありますが、これは金属製の白いつっぱり棒を不用意にかばんに入れたときについたもので、いわば突発的なものです。その他は、ほとんど傷がない上、いい感じになじんできているんじゃないかなと思っているのですが、いかがでしょうか。
裏側。こちらは特に傷はありません。
内側。小銭入れのみ合皮なので耐久性を少し心配していたのですが、見た目も使用上も今のところ問題はまったくありません。
見た目のことばかり書きましたが、薄さ・使いやすさについても引き続き非常に満足しています。他の財布に目移りすることもこの1年半ありませんでした。
一点だけ、お札を入れるとき、札止めにお札がひっかからずすり抜けそうになることがあるのですが、これは常にお札を1枚入れておくことで解決できます。なお、現在販売されているハンモックウォレットは、札止めにガイドが追加されており、同様の事象は起きないようになっているそうです。
ということで、私にとっては、約1万5000円(購入当時)の価値は十分にある買い物でした。
薄い財布がいいけど、小銭も取り出しやすくないと困る・・・という方におすすめです。
さらにコンパクトになった(ただし価格が2~3,000円アップ)「ハンモックウォレットコンパクト」もあるようです。こちらは購入していませんが、ご参考まで。