毎度お世話になっている「午前十時の映画祭」、今年はSeries2、今日はこの作品。
もし、映画というものをまったく観たことのない人に、どの映画がおもしろい?と訊かれたら、私はこれをすすめます。まあそんな人はいないでしょうけど、言いたいのは世の中にあるいろんな「おもしろい」という言葉を代表するもののひとつがこれなんじゃないかな、ってことです。
伏線が完璧に回収されるストーリーに、笑い、スリル、感動。元気になれる。娯楽としての映画の頂点なんじゃないかと思っています。今日で観たのは5回目くらいですが(ほめてる割に少ないですよね。学生時代のバイト仲間に「こないだ68回目を観ました」とか言ってる人がいましたがそういう人もいておかしくない)、やはり色あせていなかった。
などと当たり前のことばかり書いていてもしょうがないので、今回は、この2011年、40歳の自分が観て感じたことを書いてみます。
- リビアの過激派をステレオタイプに描いているところだけが残念なんだけど、今朝リビア民主化デモの記事を読んだところなので、妙なシンクロ感あり。
- あらゆる場面で登場する日本製品。2や3ではさらにセリフにも登場(未来のマーティの上司は日本人)。そういえば「プリティ・ウーマン」でも、「東京の市場はどうなっている」みたいなセリフがあったなあ。それが今や・・・この25年で変わったことのひとつか。でもトヨタは当時も今もアメリカで力のあるブランドのよう。力を保持している企業もあるってことかな。
- その他に25年で一番変わったことといえば、やはり通信(ネット、携帯)だろうか。
- 本作は1985年の17歳が30年前(1955年)の高校生だった両親に会う話。1985年当時、すでに1955年は遠い昔だった。服装・音楽から何から別世界だった。1985年の30年後は2015年、あと4年だ。2015年から1985年を見るとどうだろうか。
- また、1985年当時15歳だった私にはもうすぐ4歳になる息子がいる。息子が高校生になるころには私は50代だが、そのとき、息子は1980年代をどのくらい違った世界として見るだろうか。1985年から見た1955年より、2010年代から見る1985年のほうが大きく違うのだろうか。一番の相違点はなんだろう。