Tomoyuki T.さんにご紹介いただきました。
[物語]
執行が迫る死刑囚と尼僧の心の交流を通し、死刑制度についての問いを投げかける。
[感想]
死刑制度についての関心を呼び起こすというのが制作者のねらいなら、それは大成功していると思います。死刑囚の振るまい・被害者の家族の心情・政治的背景など、尼僧を視点として様々なことがかいま見れる良質のドキュメンタリーのようでした。
スーザン・サランドンが尼さんだなんてちょっとミスキャストかなと思いきや、うまくはまっているし、死刑執行が近づいていくにしたがっての盛り上がりには心が震えました。特に死刑囚の最期の言葉が、この作品のテーマとしてとても明確に示されていて印象深かったです。
ストーリーとは関係ないですが、驚いたのは、死刑執行を被害者の家族が見ることが出来ること。日本との意識の差を感じました。