庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

2007-01-01から1年間の記事一覧

「デスノート」は英語版でどう翻訳されているか

先日、フランスに旅行に行った友人が「デスノートが平積みで売られてた」と教えてくれました。そういえばロンドン在住の友人もイギリスでもデスノートが読まれているって言ってたし、ふと海外のデスノートってどんな訳され方をしてるんだろうと気になって、…

2007年9月 iPod再生回数上位曲

1. 岡村靖幸 / はっきりもっと勇敢になって2. Arctic Monkeys / Dancing Shoes3. J.S.バッハ / ゴルトベルク変奏曲第8変奏(アコーディオン:ミカ・ヴァリュネン)4. J.S.バッハ / シンフォニア第8番(ピアノ:園田高弘)5. The Bangles / Be With You6. The…

フィリップ・ゴーレイヴィッチ「ジェノサイドの丘−ルワンダ虐殺の隠された真実」(上)

ルワンダの死亡率は、ホロコースト中のユダヤ人のほぼ3倍に達する。これは広島と長崎への原爆投下以降、もっとも効率的な大量虐殺だった。 映画「ホテル・ルワンダ」を観て、なんで同じ国の人同士でこんな虐殺が起こってしまったのかが気になったので、読ん…

iTunesのアートワーク集め

今日は連休の中日で特に予定もないし、1日ゆっくり過ごそうかなと思っていたら・・・気づいたら夕方になっていました。iTunesのアルバムアートワーク集めに1日を費やしてしまいました。ハードディスクに入れているアルバム約500枚のうち、プライベート作のオ…

太陽

終戦直前と終戦直後の昭和天皇を描いた作品。昭和天皇を演じるイッセー尾形がかなり似ています。さすが。特に大きな盛り上がりもなく淡々と流れていく雰囲気の中で、イッセー尾形の演技(というか形態模写に近いかな。でもやっぱり演技だな)と、外国人が描…

岡村靖幸 / はっきりもっと勇敢になって

思ったより早い復活でうれしい。11月のライブに備えて聴き込むことになるかな。

アンドリュー・パーカー「眼の誕生」

カンブリア紀の爆発。それは、今から5億4300万年前から5億3800万年前に、原生するほぼすべての動物門が、体を覆う固い殻を突如として獲得し、外見も急に複雑になったという出来事です。生物は地球の歴史にずっと前から登場していますが、このカンブリア紀に…

甲斐谷忍「LIAR GAME」

[物語]素直で何でも信じやすい神崎直のもとに、1億円が届けられる。それは、指定された相手と持ち金の1億円を奪い合い、期日までに1億以上のお金を手元に残すようにとの「ライアー・ゲーム」の始まりだった。すぐに1億円をだまし取られたナオは、「天才詐欺…

桐野夏生「OUT」

[物語]深夜の弁当工場で働く女性4人。彼女たちのうちの一人が夫を殺害したことから、その死体を解体することになった4人は・・・[感想]「グロテスク」を読んだときも痛感したのですが、この著者は人間の負の面を描き出すのが本当に巧みですね。それも巨悪や…

マイサイト公開10周年

マイサイト"The Pleasure Gardenが公開10周年を迎えました(※後日追記 2015年に閉鎖し、コンテンツはこのブログに移転中です)。今まで訪問してくださったみなさん、どうもありがとうございました。最初は適当にHTMLを書くところから始めて、その後えらそう…

ホテル・ルワンダ

ルワンダの虐殺については話では知っていたけど、映像で観ると受ける印象はまったく違いますね。言葉を失いました。残虐なシーンは最小限に抑えられています。だからそこからショックを受けたわけではありません。彼らも、私たちとさして変わらない生活をし…

バベル、デジャヴ、ロッキー・ザ・ファイナル

先日のイギリス研究会で(イギリスとは特に関係ありませんが)話題に出ていた作品が3本立てでやっていたので観に行きました。映画館「新世界国際劇場」がなかなかすごいところで、大阪で最もディープと言われる新世界のど真ん中に位置しているだけあって、客…

恩田陸「夜のピクニック」

[物語](文庫本裏表紙より引用)高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。 甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭に望んだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために・…

幸せのちから

[物語]主人公は医療機器のセールスマン。しかしその医療機器はなかなか売れない。経済的に困窮した結果、妻は家を出ていく。幼児をかかえた彼は、高価なスポーツカーから降りてきた金持ちに声をかけ、彼が株の仕事でお金持ちになったことを知る。いちかばち…

朝日新聞特別報道チーム「偽装請負−格差社会の労働現場」

AさんはB社で働いているけど、B社の社員ではありません。その場合、労働形態として考えられるのは二通りあります。ひとつは、Aさんが人材派遣会社C社の派遣社員であるケース。この場合、AさんはB社社員の指揮命令の元で働きます。しかしB社の職場が製造現場…

江國香織「号泣する準備はできていた」

日常的に、あるいは特別な時に多くの人々が感じたことがあるであろう特別な「感情」。イメージや感覚としてはなんとなく覚えているけれども言葉にできないようなそれらを、短編小説という手法でうまくスケッチした感覚のある作品でした。一番印象的だったの…

学習リモコンを買い換え

リビングには、部屋の照明、エアコン、テレビ、DVDレコーダー、CDプレイヤー、アンプ、MDレコーダー、レーザーディスクプレイヤー、ビデオデッキがあります。このうち最後の3つはともかく、それ以外はほぼ毎日使っているのですが、そうなるとリモコンを機器…

イギリス研究会で話題になった作品

例によって、イギリスとは関係ないものがほとんどです。 (以下、リンク先は音が出ます) 「バベル」 「トランスフォーマー」 「ラブソングができるまで」 「ロッキー・ザ・ファイナル」 「プレステージ」

2007年7月 iPod再生回数上位曲

1. Paul McCartney & George Michael / Heal The Pain2. HARCO / 宇宙旅行3. ユー&ザ・エクスプロージョン・バンド / ルパン三世のテーマ’78 (2005ニュー・ミックス)4. HARCO / Night Hike5. Paul McCartney / Mull Of Kintyre6. SEGA / Fantazy Zone - Drea…

トップ・ハット

ポール・マッカートニーが「幸せのアンサー」でフレッド・アステアに言及していたのを知ってから、アステア作品は一度観ておきたいなと思っていたのでした。そして借りてみたのがこの作品。ミュージカルが苦手な私が今までに受け入れられた作品といえば、「…

銃・病原菌・鉄(映像版)

この10年で一番面白かった本は?と訊かれたらそれはもう「貧困の終焉」を思い出しました。)。「格差」の結果として生まれたアフリカ(ここではザンビア)の貧困と、かつてと異なり密集して人が住むようになったことと突然変異体の出現によるマラリアの蔓延…

富士山に登りました(2日目)

1日目からの続きです。3:50。朝ご飯のおにぎりを山小屋からもらって出発。これくらいだと日差しがきつくなる前に山頂にたどり着けるかなという目論見です。空には雲はほとんどない!ラッキー。まだ暗いのでヘッドライトを使います。気温も下がっているし風も…

富士山に登りました(1日目)

前から1回は行ってみたいと思ってたんですよね。こんな行程でした。14:30 JR新富士駅からバスで出発。往復3000円。16:30 富士宮口・五合目着。ここから徒歩。17:30 新七合目の山小屋着。夕食、休憩(就寝)翌日 3:50 山小屋出発。 7:30 頂上着。1時間滞在後…

石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」

石田衣良さんの本ってまだまったく読んでいなかったので、少しだけ親しみのある池袋を舞台にしたこの物語を選んでみました。10年ほど前、5ヶ月だけ東武東上線沿線に住んでいたことがあって、池袋には週末よく出かけていたのです。物語は、ドラマ化されたので…

樋口一葉「たけくらべ」

(100円ショップダイソーの文庫版を読みました)「にごりえ」「大つごもり」も読みましたが、個人的にはこれが一番印象に残りました。一言でいえば、思春期を迎えた女性の心の変化を描いた作品(省略しすぎか)。そんな小説はいくらでもありそうですが、この…

ビートルズ、中国語では披頭士。メンバーの名前は?

昨日の「ポールの会」のシングルコレクション整理に影響されて、私も自分のポールやビートルズのCDを発表順に整理してみました。そこで発掘されたのがこのCD。2002年に四川省・成都のCDショップで買ったものです。ビートルズを中国語で「披頭士(披頭四、と…

ポールの会 第3回

前回同様Kさん邸で、KさんとMさんと3人でポールな午後を過ごしました。いつもあっという間に時間がたってしまうので、今回は早めに集合、ランチまでいただいてしまいました。Kさんお手製のツナと貝柱のパスタと鶏・じゃがいも・パプリカのオーブン焼きをアス…

2007年6月 iPod再生回数上位曲

1. Paul McCartney / Only Mama Knows2. Paul McCartney / Feet In the Clouds3. Paul McCartney / Dance Tonight4. Paul McCartney / Vintage Clothes5. Paul McCartney / House of Wax6. Paul McCartney / Why So Blue7. Paul McCartney / The End of the …

バード

勤務先の上司が紹介してくださったこの作品、チャーリー・パーカー(バード)の生涯のうち、主に妻チャンと出会ってからの時期を中心に描いた映画です。私はジャズに関してはまったくの初心者、というかきちんと聴いたアルバムがほとんどなく、チャーリー・…

現代の戦後観は60年代に発明された-「小熊英二「<民主>と<愛国>」第三部(1960年代以降)・結論

第ニ部からの続きです。 高度成長期 ・高度成長の進行とともに、生活の安定をもたらしてくれる「日本」への信頼と安心が、無自覚的なナショナリズムというかたちで定着しつつあった。NHK放送世論調査所の調査「日本人と西洋人の優劣」に対し、「日本人が優れ…


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