23日に引き続き、ファーブル関連の催し物、「ファーブルにまなぶ」。関西にもやってくる展示ですが、会場が自宅から遠いので東京にいる間に行ってしまおうということで。
「虫の詩人の館」を10倍くらいの規模にした感のあるフランスの昆虫標本には圧倒されましたが、個人的に興味をひいたのは、ファーブルにインスパイアされて世界的な研究を成し遂げた日本の昆虫学者を紹介するコーナー。やっぱりそういう方がいらっしゃったんですね。
日本ではポピュラーなファーブルですが、本国フランスではあまり知られていないそうです。展示されていた在日フランス人の方のコメントによると、日本のように教科書に出てくるわけでもないことと、「昆虫記」のフランス語がネイティブにとってはもはや古典のなじみにくい文章になってしまっていることが主な理由、とのこと。知識人の間では尊敬されているらしいですが。