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いわゆる普通の人の人生を読む−Finalvent「考える生き方」

考える生き方

極東ブログで有名なブロガー、Finalventさんがご自身の半生を綴った本です。

いわゆる普通の人の人生を読むことができました。これってけっこう貴重な機会なんですよね。たしかに、現代ではブログやSNSでそういう「普通の人の人生」を覗くことはできますが、あくまでそれは断片的なもの。書籍のかたちでまとまって読める機会はなかなかありません。

連想したのは、上原隆さんの本。この方も、いわゆる一般人の人生をルポルタージュし続けています。「友がみな我よりえらく見える日は」「喜びは悲しみの後に」「1ミリでも変えられるものなら」「こんな日もあるさ」どれも大事に読み、一部は何度も読み返しています。

なぜこんなに「普通の人」の人生に惹かれるのか。自分でもよくわかりません。他人事ではないから、書かれている内容がより身体に染みこむのかなあ。

Finalventさんは、勉強ができたりいろんなことに詳しかったり(論語をさらっと引用したり)、言語がお得意なようで本人は苦手とおっしゃっているけど英語を使った仕事で収入を得ていたこともあるようで、実は普通というわけではないのですが、「ほとんどの人が実際は自分の容姿に悩んでいるし、しかも、実際にはそれにそって行動している。なのに、答えがない。哲学的な難問や数学的な難問なんか、人間の美醜に比べたら、案外どうでもいいことなのではないか。」というような文章を書くことも、私がそれを素直に受け止められることもすんなりできるだけの「普通の人」ではあると思います。有名人や成功者の言葉よりも実感をもって受け入れられるというか。



他、印象に残った部分をメモします。枠内はよしてるによる要約です。

(沖縄の生活体験を元に)沖縄の食事の基本は沖縄料理ではなくスパム(豚肉の缶詰)、コンビーフハッシュ(コンビーフとポテトを煮たもの)、「シーレーション」」野戦食と、米軍統治の影響がいまだに濃い。

見るからに身体によくなさそうな感じです。長寿県と言われていた沖縄県が今や肥満(BMI)で全国1位というのはこういう食生活の影響なのでしょうか。参考:長寿日本一の沖縄が首位から急転落!沖縄県民を取り巻く食環境の実態(μダイエットネット



1976年、「沖縄そば」の「そば」の名称はまかりならんという公正取引委員会からのクレームが出た。「そば」というためには蕎麦粉を3割以上使用しないといけないというのだ。・・・しかし、結局1978年に「沖縄そば」が認可された。

食べ物は地域性が強いので、中央集権的な管理がそぐわない分野のひとつかなと思います。



役所で、人名の漢字が日本の人名用漢字になくても「康煕字典」に載っていれば正式な漢字とみなされる。

ほんまかいなと思って調べてみたら、文化庁「表外漢字字体表作成に当たっての基本的な考え方」に、こうありました。「小学校・中学校・高等学校の教科書や各種の辞典類(一部の自然科学系の用語辞典などは別として)においても,人名用漢字を除く表外漢字の字体に関しては,いわゆる康熙字典体を原則としている。」



2012年5月21日、東京で金環食があった。その日が来ることを科学少年だった私は子どものころから知っていた。それは遠い遠い未来だと思っていた。なのに、その日が来た。その日、欠けていく太陽を観ながら、存在の奥底から震えるような思いがした。

私もまったく一緒でした。子どもとそれを観ていたのがまた感慨深かった。


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