イギリス研究会のメンバー4人で岐阜へ一泊二日の旅に出ました。
目次
神岡
関西から3人、東海から1人が同じ特急ひだに合流、飛騨古川駅で降りタクシーで神岡まで移動。タクシー料金は約1万円。グループ旅行のありがたみを早速感じます。
名物 蒸し寿司
まずはランチとして名物「蒸し寿司」を「花の家」でいただきました。あつくておいしい。

花の家 | グルメ・おみやげ | 飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」
この時なぜか日本のポップス業界で歌がうまいのは誰かという話になり、私は尾崎紀世彦とSuperflyの名前を挙げました。
遊郭跡 若松家(旧深山邸)
ランチ終了後、予約していたガイドさんに来ていただき、すぐ近くにある遊郭建築へ。
この神岡はもともと三井の鉱山で栄えた街で、往時はこの辺りに遊郭がたくさんあったとのこと。そのうちの1つ「若松家(旧深山邸)」が見学できるようになっているので、そこに向かいます。

外観は立派ですし、顧客を迎える広間などは見事なものですが…


女郎部屋は、やはり一番条件が良くない部屋で、当時の状況がこの落差から十分に忍ばれます。

こちらは「検番」と呼ばれる、遊女が逃げないようにする関所。日本で花街の検番が残っているのはここだけらしいです。格子のような窓が特徴とのこと。
花街散策コース | 体験 | 飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」
ここまでは神岡のかつての姿を覗いたわけですが、次は歩いて神岡の現代を観に行きます。
CDショップ、旧神岡町役場、イタイイタイ病

ちなみにここは単に移動中に通り過ぎたお店なのですが、サザンの新曲とかSEKAI NO OWARIのポスターが出ている現役のCDショップ。しかもチェーンではない個人経営。今やこういったお店が非常に珍しくなってしまったことと、あまり人通りのないこの町で今日も営業しているこのお店が音楽文化を担う一輪の花のように思えて(勝手にこんな解釈をしてすみません)、感激して写真を撮りました。

この旧神岡町役場は、なんと磯崎新の設計。やはり「企業城下町」はこういうところが違いますね。
ガイドさんからはこの建物がある女優をモチーフにしているとのエピソードが披露されました。さて誰でしょう?というクイズ、メンバー全員当てることができませんでしたが、後で調べてみると磯崎建築には同様のモチーフが多いようです。
また道中私は、訊きにくいですが訊きたかったことをあえてガイドさんに伺いました。
「神岡鉱山は不幸なことにイタイイタイ病の原因になってしまいました。この鉱山から出たカドミウムの毒素が下流の人々の身体に蓄積されて郊外になってしまいました。もちろんこの鉱山で働いていた人たちはそんなことは知らないで働いていたわけですが、神岡の人たちは、イタイイタイ病の原因をつくってしまったことについて罪の意識を持っておられたりするのでしょうか。」
ガイドさんの回答は「たしかに事実はそのとおりですが、私の知る限りでは、神岡鉱山で働いていた人の中で、イタイイタイ病について罪の意識を持っているというような人はいなかったように思います。罪の意識を持っている人もいるかもしれませんが、私の周りにはいなかったと思います。」
こんな応えにくい質問にも向き合ってくださったガイドさんにはただ感謝です。
カミオカラボ

しばらく坂道を徒歩で上がった後、スーパーカミオカンデについての展示スペース「カミオカラボ」を見学します。スペースはコンパクトながら結構密度の濃い展示で十分に楽しめました。
鉱山が廃坑になった後、その分厚い地盤を活かして最先端の研究拠点に…絵に描いたような見事な「鉱山の第二の人生」。もちろん様々な条件を運よく満たしていた上で、さらに実現まではそれこそ山あり谷ありだったのでしょうが、劇的なビフォーアフターだなと改めて感じました。



私個人は、この寄付者の一覧を見て、やはり三井金属鉱業がトップに来ていることや、地域の経済の状況がなんとなくわかる感じで、こういうところもとても興味深く感じました。
ここでガイドさんにはのご案内は終了。お礼をお伝えして別れ、再びタクシーで飛騨古川駅へ向かいます。
飛騨古川の街並み

飛騨古川駅から少し歩いた白壁土蔵街では、タイミングよく日本酒に関するイベントが行われていたようですが、ちょうど到着した16時半ごろに終了してしまったみたいで、そこは残念でしたが、まだ残っていた人の賑わいからはお祭りの余韻のようなものが感じられました。

なぜここに仮面の忍者赤影がと思いましたが、よく考えたら赤影は飛騨の忍者なのでした。


祭りのあとしばらくして、ほとんど人がいなくなった飛騨古川の街並みを引き続き散策。最近はどこに行っても観光地は人が多いですが、ここはとても静かで新鮮な気持ちになります。
少しお土産などの買いものをしたあと、駅に戻り、18時半ごろの特急に乗り、宿を予約している下呂温泉へ。約1時間で到着。
下呂温泉

駅降りてすぐの大きな温泉ホテル、水明館。時間が遅いので、そのまま夕食会場へ。


ディナーにはもちろん飛騨牛も含まれていました。食堂は、大規模ホテルによくある大広間のバイキングのダイニングテーブルなどではなく個室で和風のしつらえとなっており、雰囲気があってなかなか良いものでした。
食事のあとは解散して部屋へ向かいます。
実は今回の旅メンバー4名のうち、男性は私だけ。なので私の部屋はこういった「グループ客で異性が1人だけになってしまったときのためのシングルルーム」だったのですが、シングルでもしっかりスペースのあるちゃんとした部屋。普段ビジネスホテルにしか泊まらない私にとってはかなり豪華に感じます。これであの食事と温泉と部屋代合わせて一人2万円くらいなので、これなら安いものだと感じました。
部屋で少し休憩したあと、展望風呂へ。この下呂温泉はお湯が素晴らしく、匂いがないしそんなに暑すぎるということもなく私にはちょうどいいし(熱い湯が苦手)、何より適度なぬるぬる感があって、これがとても気持ちいいものでした。
これなら明日に備えてしっかり疲れがとれそうだ。
翌日のメモはこちらです。
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