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阪神間を歩く~ 村上春樹「辺境・近境」から ~神戸

前回と同じように、2003年のゴールデンウィーク後半はとてもいい日差しに恵まれていました。おまけに、吹き抜ける風は涼やか。「風薫る五月」とはよく言ったものです。やはりこれは出かけないともったいないだろう、ということで2002年の秋同様、村上春樹さんの「辺境・近境」の「神戸まで歩く」で記された足取りをたどることにしました。

(前回のメモ)



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△春樹さんは、いったん三宮で宿泊した後、阪急芦屋川駅まで戻って歩いたとのこと。でも私は、前回もう少し先(神戸寄り)まで歩いたので、最寄りの岡本駅からスタート。



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△前回歩き終えた場所、住吉川。前回同様、「辺境・近境 写真編」214~215ページと同じ場所で写真を撮ってみました。



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△阪急御影駅の近くの神社では祭りが行われていました。春樹さんの本には出てこないけど、元気のいいかけ声に呼び寄せられて撮った一枚です。
少し話はそれますが、この岡本~御影~六甲の間を歩いて実感したのは、豪邸、そしてフランス語の名前を冠したお店の多さです。行く先々で見るお店の大半が「~・ド・~」とか「ル・~」とかそんな名前だったような印象を受けました。

今回も、春樹さんが高校生だった頃(1965年~68年)の音楽を聴きながら歩いていたのですが、ちょうどこのあたりを歩いているときは、Bob Dylan / Like a Rolling Stone。この曲を聴きながら高級住宅地を歩くのはちょっと妙な気分でした。



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△春樹さんが「ささやかに妥協をして」入り、「深い海鳴りのような飢えをようやく満たし」た阪急六甲駅前のマクドナルド。春樹さんが入った当時、マクドナルドはこことは違う場所にあったとの話も聞きますが、一応ここで私も一休み。「おとうふサンド」とミネストローネで疲れを癒しました。



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△春樹さんの通っていた高校への上り坂。通称「地獄坂」と言われているそうです。



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△高校。「写真編」220ページの写真に比べると、道路も門も校舎もずっときれいになっています。瀟洒だけど華美なところのない品のよい校舎にしばらく見とれました。



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△「写真編」218~219ページにある高校のグラウンド。このときは、ラグビー部が練習していました。



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△「遙か眼下に鈍色に光る神戸港を見おろしながら・・・」



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△「高校を離れ、なんとなく無感動に長い坂道を下り・・・・」



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△新神戸オリエンタルホテル。「写真編」222~223ページ。



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△ホテル内の喫茶店。「肩からバッグを降ろし、サングラスをはずし、深呼吸をし、足を休める」。春樹さんはここでコーヒーを飲んだようですが、私はコーヒーが苦手なのでアップルティー。
春樹さんはこの後三宮のホテルに戻り、映画を観てピザを食べますが、私はここで終わらせることにしました。14時前、ということは寄り道や食事も含めて約4時間、1万7000歩の道のりということになります。電車でも行けるところをただ歩いただけのことですが、天気のいい休みの日の過ごし方としては、個人的にはかなり上出来な部類に入ると感じました。

いい天気といい風の吹く休日が来たら、また近場を歩いてみたいと思っています。


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