庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

1998-05-01から1ヶ月間の記事一覧

筒井康隆「夢の木坂分岐点」

■ご紹介下さった方 UKIさん ■管理人の感想 物語が進んでいくうちに、登場人物の名前、設定、世界などが微妙に変化していく非常に奇妙かつ実験的、しかしエンターテインメントともいえる作品。こんな小説よく書いたよなあ(驚)というのが最初の印象です。本…

新幹線の食堂車

倉田健さん(「鉄道趣味ホームページ」)から以下のご紹介をいただきました。現在ではひかりの一部(グランドひかり編成など)にしか営業しておらず、現在ののぞみ型、今後登場ののぞみ型には食堂車はなく、また計画もされていません。しかし、現在の新幹線…

赤瀬川源平「学術小説 外骨という人がいた!」

■紹介下さった方 じぞうさん■紹介メッセージ 「スコブル滑稽スコブル痛快。スコブル反骨スコブル頑固。ナンセンスでハレンチでキッチュでおゲレツ、度重なる発禁・入獄にもメゲない天下御免のパンク爺・外骨先生の破壊的ワンダーランドへようこそ! 彼の作品…

ロバート・A・ハインライン「夏への扉」

■管理人の感想 これほどまでにストーリーそのものを愉しく追うことができた本は他にないかもしれません。タイムトラベルものの傑作というだけではなく、個人的には今まで読んだすべての「物語」の中で一番愉しかった作品のような気がしています。その上、こ…

宮部みゆき「龍は眠る」

■ご紹介下さった方 ミーシャさん ■管理人の感想 雑誌記者が嵐の夜に知り合った少年は、特異な能力を持っているように見えた。その能力は、彼らを様々な事件に巻き込んでいく・・・・作者のもとに、「よくぞ私たちの気持ちを代弁して下さった」とかいうサイキ…

宮部みゆき「火車」

■ご紹介下さった方 ミーシャさん■管理人の感想 婚約者が失踪した。彼女は、過去の自分を抹消していた・・・そんなふうに物語は幕を開けます。クレジットカードの多重債務者を取り扱った小説というと、ありふれたテーマだというイメージがありましたが、実際…


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