庭を歩いてメモをとる

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村上龍「シールド(盾)」

シールド(盾)

絵本。優等生だが周囲の期待に合わせて振る舞う自分に疑問を感じてるコジマと、逆に周囲に反抗してばかりの自分に疑問を感じているキジマ。この二人の少年たちは、山に住む老人から、やわらかで傷つきやすい心を守る「シールド」の必要性を伝えられ、そのシールドが何であるのかを半生をかけて理解していきます。

この「シールド」に象徴される「生きていく力・技術・よりどころ」のようなものの重要性は、村上龍氏のこれまでの著作で一貫して訴えられていたこと。そこに大きな変化はありません。それよりも、個人的に印象が強かったのは冒頭の部分、ハンモックに乗るように指示したコリーとシェパードのエピソードです。

コリーはすぐに乗るのを辞めてしまい、シェパードはあきらめずに何度もチャレンジする。どちらが頭がよいのか?老人の答えは、当たり前と言えば当たり前なのですが、普段忘れていることでもありました。

本を一冊読んで、こういう「気づき」が少しでも得られるとうれしい。



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