小林一三の足跡を訊ねていると日が落ちてきたので阪急池田駅の方向へ歩いていきます。
(前のメモ)
池田の街並み
池田は山の手にお屋敷もありますが、一方で古い建物や庶民的なお店もあって、なつかしさを感じることも何度かありました。
通りに突然現れる広岡浅子が設立した旧加島銀行池田支店。
今はファブリックのお店になっています。
旧加島銀行池田の近くにある落語みゅーじあむ。
駅に向かって歩くと、昭和の情緒を残した栄町商店街に入りました。
和田玩具店。
妖怪ウォッチのおもちゃなどがなければ、自分自身が子どもだった昭和50年代にタイムスリップしたと錯覚してしまうような品揃えと店構え。テレビゲーム関連のおもちゃがほとんど置いていなかったり、ショーウィンドーの壁紙が@ピンクレディーだったり・・・。こういうお店が営業を続けていらっしゃるのはうれしい。子どものためにベーゴマを買いました。
カフェ ミナツキで休憩。オーガニックな雰囲気。
自家製レモネードをいただきました。
お店のサイト:About | cafe minatuki カフェミナツキ
栄町商店街。池田の動物園にいるウォンバットがマスコットキャラクターのようで、ポストの上などにもウォンバットのブロンズがあったりします。
次は、商店街を抜け、池田駅を通り越し南に進み徒歩約10分。イギリス研究会のメンバーの一人がお気に入りの家具屋さんへ。
MOBILE GRANDE
南欧調の白や薄いブルーなどを基調にした輸入家具が所狭しと並んでいました。英国調のものも。たしかにこんな家具に囲まれて暮らしたら生活のクオリティが上がりそう。
お店のサイト:インテリアショップ MOBILE GRANDE~モビリグランデ~ パイン家具、オーク家具、ホワイト家具、シャンデリア専門店
ざっとお店の中を見回った後、池田駅に戻り、そこから電車で約15分、宝塚に向かいます。
宝塚ホテル
宝塚駅から大劇場方面へ。この道も周囲のマンションも「おとぎの国」感を醸し出しています。
大劇場。ついさっき見てきた小林一三のことを思い出します。
宝塚ホテルへ。これも阪急グループ。もうすぐこの歴史ある建物が取り壊されるとのこと、残念でなりません。
ビアガーデン。
やはり料理も「ちゃんとしたホテルのちゃんとしたもの」感がありました。
会場も、にぎやかでカジュアルなビアガーデンの雰囲気の中にもちょっとクラシックな感覚があり、このバランスがいい感じです。
ただ当日はかなり風が強くて寒かった。6月ですが持参していたダウンベストを着ました。
ここで1日目は解散。
清荒神参道・五島列島について
6月11日(日)朝、阪急清荒神(きよしこうじん)駅前に集まります。宝塚駅からひと駅、ここも兵庫県宝塚市。昨日と同じく、みんなで5人。
私は兵庫県民になって18年目ですが、はじめて来ました。清荒神清澄寺へ向かいます。
参道入り口。
参道の途中に五島列島特産品のお店が。
メンバーの一人がつい最近五島列島に旅行に行っていたので、五島列島出身のお店の方とも話が弾みます。
私自身は、以前から気になっていた「なぜ五島列島の中で、一番北の宇久島だけ佐世保市に所属しているのか」をお伺いしました。
五島列島の地図(Wikipediaから引用・クリエイティブ・コモンズ)。一番上の黄色い島が宇久島です。
お店の方によると、宇久島は江戸時代から捕鯨などの産業があったため、九州との結びつきが深かったため、現代でも佐世保市に所属することに違和感がなかったのではないか、とのことです。
さらに、帰宅してから佐世保出身の友人に尋ねたところ、以下のお話を伺えました。
- 宇久で獲れた魚がよく佐世保市内のスーパーに並ぶ
- 宇久島の航路で九州と繋がってるのは佐世保港
- だから宇久の人が佐世保に就職・進学するのが普通だった
(参考)宇久島サイト:宇久島の歴史 | 宇久町観光協会オフィシャルサイト
まさか清荒神に行く道すがら五島列島について学べるとは思っていませんでした。現地にいらした方直接話をうかがうのはやはり勉強になります。
参道を進みます。
途中、高速道路の下を抜けるなどし、15分で清荒神に着きました。
清荒神
沿革
境内。人はそれなりにいますが、山に入ったところにあるせいか静謐な雰囲気でした。
しばらくこちらで過ごした後、参道を戻り、特に下調べもなく飛び込みでランチに。
カフェ ハナミズキ。
自家製の野菜を使ったランチ。料理も、お店の空気感もお店の方々もアットホームそのものでゆったりとした時間が流れていました。
私はこの後別の予定があるのでメンバーと別れて帰路に着きました。
前回のメモでも書きましたが、住んでる場所(兵庫県西宮市)の近くに魅力的な場所があることを実感した今回のつどいでした。