庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

橋爪大三郎「はじめての構造主義」

harvest blogさんから教えていただいたこの本。哲学の本ということで、「はじめて」なんていいながら実際はやっぱり難しいんじゃないかな、と少し身構えて読み始めましたが、結果的には実にスムーズに読み進められました。著者の橋爪さんは、おもねったり変…

村上龍「歌うクジラ」連載第1回、岩明均「ヒストリエ」、高橋ツトム「スカイハイ」

英語のレッスンが終わってから妻と食事に行くまでの間、中途半端に時間が空いたので図書館とまんが喫茶へ。 村上龍「歌うクジラ」 まずは雑誌「群像」の最新号(2006年3月号)から連載が始まった村上龍「歌うクジラ」。近未来にグレゴリオ聖歌を歌うクジラが…

国土交通省の「タイムテレビ」

IT

Google Earthほど使いやすくないし国内しかカバーしていないんだけど、Google Earthにはない楽しみ方ができる空撮写真集。それが国土交通省の国土画像情報閲覧機能です。どんな楽しみ方ができるのか?実はここでは、昭和49年・54年・60年時点の写真が見られ…

主治医による「怪物的反逆児」の記録-李志綏「毛沢東の私生活」

2月9日のメモにfujikumiさんからいただいたコメントで、ポル・ポトのやったことと文化大革命の類似性を指摘していただきました。で、以前読んだ毛沢東についての本を思い出したので、そのときとったメモをここにアップしてみます。22年間、主治医として毛沢…

アンナ・カレーニナの法則 ー「Good Luck」「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」

Good Luckposted with ヨメレバアレックス・ロビラ,フェルナンド・トリアス・デ・ベス ポプラ社 2004-06-22 Amazon楽天ブックス7net 図書館でふと目にした「Good Luck」。一時期本屋でよく見たけどどんな内容だろう、と読んでみました。予想通りのシンプルな…

デスモンドとモリーのその後・・・オフスプリング/ホワイ・ドント・ユウ・ゲット・ア・ジョブ?

最初は、この曲、ビートルズの「オブラディ・オブラダ」にたまたま似てしまっただけなんだと思っていました。カラオケではそのまま「オブラディ・・・」が歌えそうなくらいそっくりなんだけど、パロディにしては笑いの要素がないと思っていたので。でも今日…

イギリス・マンチェスター:グラナダTVスタジオツアー

(写真追加:2014年8月19日)2月11日のメモにいただいたsamさんのコメントを読んで、16年前に訪れた「グラナダTVスタジオ見学ツアー」を懐かしく思い出しました。1990年9月、初めての海外旅行。イギリスには2週間滞在したのですが、マンチェスターに立ち寄っ…

J.S.バッハ/リュート組曲第4番ホ長調

マイサイトを観たアメリカの人が、あなたはバッハが好きらしいがリュート組曲第4番は好きですか、なかなかいいですよ、とおすすめをくださいました。で、今日、梅田のタワーで買ってみたのがこれ。で、その第4番を聴いた瞬間に目の前に広がった世界。それは…

「シャーロック・ホームズ オリジナル・サウンドトラック」

20年ほど前にNHKでも放送されていたTV版「シャーロック・ホームズ」。放映当時*1からお気に入りでした。ホームズの物語だけでなく、俳優ジェレミー・ブレットのきびきびした立ち居振る舞いからヴィクトリア時代の風景・インテリア・ファッション、そして露口…

交渉人

(あらすじ:誘拐犯との交渉を行い事件を解決に導く名うての「交渉人」が、警察内の犯罪に巻き込まれ、やむなく逆の立場、つまり誘拐たてこもり犯になってしまう。彼が指名した別の「交渉人」との交渉が始まるが・・・)どんな交渉テクニックを見せてくれる…

井上 恭介・藤下 超「なぜ同胞を殺したのか―ポル・ポト 堕ちたユートピアの夢」

カンボジアのポル・ポト派政権のやったことは、本当に不可解です。自国民150万人を死に至らしめる政治。この数字には諸説ありますが、人口の数分の1を死に追いやったのは間違いないと言われています。古今東西、自国民をここまでの割合でなきものにした政権…

佐藤良明「ラバーソウルの弾みかた」

友人のYさんから、上記の「ビートルズの歌詞を英語の観点から分析した本」についてうかがった際お教えいただいた本(ありがとうございました)。当初、タイトルから、ビートルズのみに関する本?という先入観がありましたが、実際はそれだけにとどまらない*1…

片岡義男「道順は彼女に訊く」

外出先で手持ちの本を読み終えてしまいました。この時思い出したのが去年の11月5日のメモ。yajitomokoさんから、片岡義男の小説を紹介してもらったのです。村上春樹作品のそこかしこに描かれる「丁寧な習慣と静かな信念」が片岡作品にも満ちている、とのこと…

スティーヴィー・ワンダー/楽園の彼方へ、クーリオのコメントと表情

音楽を聴いていると、いや音楽以外でもそういうことはあるのでしょうが、まれに「すごい」「素晴らしい」なんて域を遙かに超えた、畏怖の念を抱かせるような作品に出会うことがあります。ミューズがミュージシャンに降りてきただけではなく乗り移ってしまっ…

2006年1月 iPod再生回数上位曲

この1ヶ月の、iPodでの再生回数上位曲を並べてみます。1. Paul McCartney / Temporary Secretary2. Mary Hopkin / Goodbye3. サザンオールスターズ / 東京シャッフル4. 栗山和樹 / 蒼風 〜オープニング・テーマ〜(NHK大河ドラマ「北条時宗」より)5. 坂本龍…


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