マイサイトを観たアメリカの人が、あなたはバッハが好きらしいがリュート組曲第4番は好きですか、なかなかいいですよ、とおすすめをくださいました。で、今日、梅田のタワーで買ってみたのがこれ。
で、その第4番を聴いた瞬間に目の前に広がった世界。それは実家の風景、子どものころの日々でした。なぜかというと、これ、父が毎日のようにヴァイオリンで弾いていた曲だったのです。リュートの曲のはずなのに、いきなりなじみのメロディが聞こえてきてびっくり。
実はこの曲、同じバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番のアレンジ。何の予想もなく懐かしすぎるメロディが聞こえてきたので驚かされたというわけです。
驚きが過ぎ去った後は、リュートのまろやかで堅実な響きに耳を傾けます。ギターと似ていますが、別の味わい深さがある音色が心地よい。しかしリュートってかたちはまあギターに似ていますが、弦は13本または14本あるんですね。6弦のギターを見慣れた私としては、リュートの写真を見るとなんだか冗談のように思えます。弾くのが大変そう。
ということで、曲もまだそんなに聴いていないうちにいろんな発見のあるCDでした。もちろん曲そのものもこれからじっくり楽しむつもりです。