庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

2009-01-01から1年間の記事一覧

坂本龍一"out of noise"

親しめるメロディも見え隠れしつつも、基本は、私にはなじみのないサウンドコラージュのような作品。でも何度も聴いているうちに心地よくなってきました。しかしいつも思うのですが、親しみのない音世界を楽しめるようになるには、私個人は「ブランド」に頼…

ジェフ・エメリック&ハワード・マッセイ「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」

遅まきながら読了しました。原書を読んでいましたが、やはり自分の英語力に起因するまどろっこしさに耐えきれず邦訳版に手を出したが最後、後半部分はほぼ徹夜になりました。この邦訳版タイトルにふさわしい内容の、素晴らしいドキュメンタリーであり、伝記…

DJイベントセットリスト Sweet Inspiration 10 Our Decade あるいはアサイーパーティー

「Sweet Inspiration 10 Our Decade あるいはアサイーパーティー」でかけさせてもらった曲です。曲名/ミュージシャン/アルバム名です。 1.UPSIDE DOWN / BOOM BOOM SATELLITES / Exposed一番手だったのでまずは勢いのいい、らしい?曲から。2.Creep / Radi…

天童荒太「永遠の仔」

[物語]1979年、児童虐待に遭った小学生の男の子二人と、女の子一人が病院で出会う。救いにつながるかと思われた退院記念登山で、事件は起きた・・・それから18年ぶりに、三人は再会する。それぞれ弁護士、警察官、福祉施設の看護士になっていた彼らは、18年…

2009年2月 iPod再生回数上位曲

1. XTC / Dear God2. すぎやまこういち / ドラゴンクエストI フィナーレ3. namco(小沢純子) / THE TOWER OF DRUAGA4. My Little Lover / DESTINY5. Radiohead / Airbag6. Bach, J.S. / Inventions No.6(園田高弘)7. Bach, J.S. / Inventions No.11(園田…

吉田修一「さよなら渓谷」

[物語]ある渓谷にほど近いひなびた集合住宅。隣家の幼児死亡事件をきっかけに、男の隠された過去が知られていくようになる。女は、なぜそのような「過去」を持つ男と一緒に暮らしているのか?[感想]普通に考えるともっともありそうにない男女の結びつきを、…

寺尾仁志+Human Note 他「ウタのタネ」

ゴスペルのライヴイベント@なんばHatch。ゴスペルにさほど関心があったわけではないのですが、妻がクワイアの一員として出演するのでそれを見に行くために出かけました。要するに当初は軽い気持ちだったわけです。しかし、思いのほか印象に残るイベントでし…

深見填「こどものためのドラッグ大全」

理論社の「よりみちパン!セ」シリーズは、もともと「中学生以上」向けということで、大事なことをやさしく丁寧に書いてある印象がありました。それに執筆者の選定も絶妙。小熊英二「日本という国」、玄田有史「14歳からの仕事道」を読んで、そう感じていた…

2009年1月 iPod再生回数上位曲

1. Schubert, F / 楽興の時 Op.94 (イェネ・ヤンドー)2. Brahms, J. / Intermezzo Op 118 No 2(Kristian Banatzianou)3. The Beach Boys / Cool, Cool Water4. Bach, J.S. / ゴルトベルク変奏曲第20変奏(グレン・グールド)5. The Beach Boys / Add Som…

真山仁「ハゲタカ」「ハゲタカII」

[物語]1997年、外資系企業買収ファンド(ハゲタカファンド)の辣腕マネージャー鷲津政彦と、三葉銀行で不良債権処理を担当しつつターンアラウンド・マネージャー(企業再生担当者)を目指す芝野健夫、日光の名門ミカドホテルの再生に一身を捧げる松平貴子の3…

エドワード・W・サイード「オリエンタリズム」

私たちが「オリエント」という言葉を聞いて思い浮かべるのはどんなイメージでしょうか。私の場合は、それは中央アジアあたりの砂漠の都市とラクダを連れたキャラバンだったり、タイあたりの民族衣装を着た女性の優雅な踊りだったりします。みなさんもこの言…

村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」

村上春樹の短編で読んでいないのがいくつかあったので、それを全部読もうと思って手にしたうちの一冊です。春樹さんの初の短編集。最新短編集の「東京奇譚集」と比べると、やはり深み・手応えにおいては圧倒的に「奇譚集」に軍配があがりますが、一方で「ス…

片岡義男「ナポリへの道」

旅行記?いいえ、片岡さんのスパゲティ・ナポリタンへの思いを綴ったエッセイです。ナポリタンが日本オリジナルの「和食」であること。かつては子どもの好物のひとつであり、喫茶店の定番メニューとして愛されもしたのにバブルのころ「本当のイタリアのパス…

大場つぐみ・小畑健「バクマン。」第1巻

「DEATH NOTE」のコンビの新作の単行本。それだけで買ってしまいました。絵のうまい中学生と勉強のできる中学生が、コンビを組んでまんが家を目指す話。「DEATH NOTE」とはまったく違う話であるばかりか、一見ありふれた少年まんがに思えるストーリー。でも…

2008年12月 iPod再生回数上位曲

本年もどうぞよろしくお願いいたします。 1.小泉今日子 / あなたに会えてよかった2.The Beatmas / Last Christmas3.The Beach Boys / 'Til I Die4.George Michael / DECEMBER SONG (dreamed of christmas)4.坂本龍一 / aqua5.坂本龍一 / サントリー・ウィス…


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