庭を歩いてメモをとる

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栄養がきちんととれているかどうか、VitaNoteで確認してみた

あまり身体が丈夫なほうではないので、毎食、栄養のバランスには気をつかっているつもりです。

仕事のある日の昼食も、出張がない限り家から弁当を持参しています。

毎日8,000歩以上歩き、週に数回ですが運動し(ジョギング40分くらい)、人間ドックの結果もほとんどA判定。つまり、Radioheadに軽蔑されそうな*1生活を送っているわけです。

でも、10代のころから口内炎がよくできたり、人より疲れやすかったり。夜6時間以上寝ても、次の日昼寝しないと午後ふらふらします。

いろんな理由があるのでしょうが、人によって栄養の吸収率には個人差がある*2そうなので、自分はひょっとして一部の栄養をちゃんととれていないのではないかと考えました。というか、前からそう思ってました。

で、検索すると、VITANOTEという、

たんぱく質、ビタミン、ミネラル、
酸化ストレスなど15種類の
推定栄養吸収量(過不足)がわかる
郵送検査キット。

なるものがあるそうなので、調べてみました。


VITANOTEの特徴

信頼できるのか

最初に考えたのは、これは信頼できるものなのかという点です。

こういう検査について評価判断できるような知識は私にはないので、せめて検査をする会社と検査技術の連携先を確認してみることにしました。

検査会社

検査会社は株式会社ユカシカド

創業者の方はリクルート、オイシックスを経て2013年にこの会社を起業。増資を経て、現時点で7年間事業を継続中。2018年には経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2018」にて優秀賞受賞。

順調に経営が続いているベンチャー企業、といっていいと思います。

検査技術

さらに重要なこととして、検査技術の信頼性があります。これについては、次の記述がありました。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準」の策定などでビタミン・ミネラルなどの栄養素研究をリードしてきた滋賀県立大学と共同研究の独占契約を締結。基礎研究で使用した12年分の尿中解析データをベースとした尿解析技術で検査を実施しています。

引用元:VitaNoteの品質と技術

これなら、信頼してもいいかなと判断しました。

本来ならこの技術に関する論文でも読めるといいのでしょうが、その能力は私にはありません。まあこれが、情報の非対称性*3ってやつですね。

検査項目

VitaNoteの検査項目は下記15項目となります。
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン(B3)、ビタミンB6、葉酸(B9)パントテン酸(B5)、ビオチン(B7)
ミネラル類:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、モリブデン、たんぱく質、酸化ストレス

引用元:VitaNote公式サイトFAQ

口内炎予防に必要なビタミンはB2とB6*4。どちらも検査できるのでOK。

費用

あんまり高価だとやはり二の足を踏みます。

amazonでは8,250円(2020年8月10日現在)。

まあ、人間ドックのオプション検査の料金を考えれば妥当かなと思っていたところ、7月23日、30%OFFになっていたので、まんまとこのキャンペーンに乗せられ、試してみました。

なお、この時点で、類似したサービスは見当たらなかったので、他のサービスとの比較は行いませんでした。


申し込みから検査結果判明まで

その後の流れは次の通りです。

申し込みから結果判明まで13日間でした。思ったより早い。

  • 7月23日 ネットで申し込み
  • 7月28日 ユカシカド社から検査キットが発送される
  • 7月29日 検査キットが自宅に到着
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    比較のためペンを置いています。意外と小さい。
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    検査は朝一番の尿を検尿と同じ要領で採取し、封筒に入れて郵送するだけ。簡単です。
    なお、検査結果には採尿日前3日間の栄養摂取状況の平均値が出る*5そうですので、普段と違う食生活が続いた日は採尿を避けたほうがいいかもです。
  • 7月30日 検査キットを発送
  • 7月31日 ユカシカド社が検査キットを受領
  • 8月5日 検査結果判明



検査結果

気になる検査結果。これはWebまたはスマートフォンアプリのみでの提供です。

早速アプリを立ち上げてみます。


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栄養バランスについての判定。

C判定。少し崩れているようです。予想通り。



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平均よりやや下という崩れ具合。

「摂りたい食品」のアドバイスがありますが、これについては後ほど。


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レーダーチャート。具体的にどの栄養素がどのくらい足りないのかが一目瞭然。

この情報が欲しかった!

これを見ると、栄養のバランスに気をつかっているつもりで生活していても、身体に取り込めている栄養にはかなり差があることがわかります。

それにしても差が激しいな。取れてない栄養素は、自分の身体が吸収を苦手としているのだろうか。


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足りないのはビオチン、ビタミンB2、カリウム、葉酸、パントテン酸。

過剰のはナトリウム(塩分)、酸化ストレス。

このうち、ビタミンB2が足りていないというのは納得です。口内炎予防に必要なビタミンはB2とB6のうち、B2はとっているつもりが身体に吸収されていなかったってことですね。


このほかはどれも意外でした。

まず塩分。

私はかなりうす味好みで、食べ物に醤油をかけることはまずなく(刺身・寿司、豆腐くらい)、ソースは串カツだけ。そして外食するとかなりのどが渇くほうなのです。

でも妻はすぐに指摘してくれました。スナック菓子の食べ過ぎだと。

たしかに、夜、酒のつまみにジャンクフードを一袋食べることが時々ある。毎日食べてた時期もあるなあ。こんなので「栄養に気をつかっている」なんて自分自身苦笑してしまいますが、そういうことにも気づいていなかったということか。


ほか、ビオチンがこんなに不足しているのも意外でした。

なぜなら、ビオチンは「いろいろな食品に含まれているうえに、腸内細菌によっても合成されるので、通常の食生活では欠乏することはないと考えら」れている*6栄養素だからです。

これも、検査のおかげでわかったことです。


食生活をどう変えるか

さて、一番大事なことは、この検査結果を受けて食生活をどう変えるかです。

夜中のジャンクフードは控えるとして、足りない栄養素はどうやって摂取するか。


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こうして、アプリでも、何を食べればいいかは教えてくれますし、この会社では、検査結果に合わせた専用のサプリを販売してくれます。

でも、ここはできれば自分の好きな食べ物でなんとかしたいと思い、サイト「カロリーSlism - 栄養成分/カロリー計算」を使って計算してみました。

結果がこちらです。

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毎日、鶏レバーと納豆を食べれば、数字の上では改善はされそうです。そもそも、これらの栄養吸収度合いが人より低いだろうから、もう少し多く栄養をとったほうがいいのでしょうが。

あと、レバーは強力な栄養供給源ですが、これだけでビタミンAの1日の上限値に達するので、毎日はやめたほうがいいのかもしれません。

この食生活をしばらく続けてみて、またVitaNoteで検査してみる。何より、口内炎などの悩みが改善されているかどうか。そのあたりが確認できればと思っています。


注意点

食生活習慣を改善するための検査キットです。気になることがありましたら、医師や専門機関にご相談ください。

引用元:VitaNote公式サイトFAQ


健康関連のメモ



引用元・注釈


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