2004年10月25日 ワイヤーをはずし、リテイナーをつける
61回目の通院。ついに、約4年間つけ続けたワイヤーをはずすことになります。
今回は時間がかかるので、できるだけ平日に来てほしいと言われていました。タイミングよく、今日が勤務先の記念日で午後休みなのでこの日にしました。
まず最初にワイヤーがいとも簡単に外され、それから、ワイヤーをひっかけるための金具を歯から外していきます。あれだけぴったりくっついているのに、金具のようなものでガリガリやるとどんどんとれていく。前歯をガリガリやるときだけはちょっと痛かったけど、それ以外はとくに問題もなくスムーズに歯から外れていきます。気がつくと歯には何もついていませんでした。
その後歯石をとってもらった後、鏡を見てびっくりしました。なんか自分の歯じゃないみたい・・・つくりものの歯がそこにあるのでは、と思うくらいにすっきりきれいに並んだ歯がそこにありました。もちろん、歯並びがよくなっていることはワイヤーがついている段階でも確認できるのですが、ワイヤーがはずれると受ける印象はまったく異なります。予想以上の変化です。
その後は、レントゲンと歯の写真をとってもらいます。これは強制前にやってもらったのとまったく同じ手順だったと思います。
そして次は、リテイナーを渡されます。リテイナーとは、要するに着脱可能なワイヤーです。矯正はいったん終了したものの、まだ歯に「前の悪い歯並びに戻ろう」とする力が残っている。それを阻止するためのものです。上・下両方があり、つけはずしは非常に簡単。ただし、はずしてよいのは食事と歯磨きのときだけ。それ以外は常に着用。つばが飲み込みにくかったりしゃべりにくかったりするかもしれないが、2~3日で慣れるとのこと。個人的には、つばは大丈夫だけど「た行」の発音がまだ慣れない感触です。
リテイナー
注意点としては、まずなくしたり壊したりすると、再作成にひとつ1万5000円かかるということ。壊れやすいものなので、ケースが欠かせません(一緒にもらえました)。歯磨きのとき、一緒にこれも歯ブラシできれいにする。けっこうまめな対応が必要なようです。
ともあれ、食事と歯磨きのときはずせるというのは非常にありがたい。今までの固定ワイヤーにはどれだけよく食べ物が挟まったか・・・それがなくなるというだけでもとてもうれしい。
次回は1ヵ月後ですが、それまでに紹介者の歯科医先生のところに行くように、とのことでした。歯科医先生宛の手紙(治療経過報告)も渡してくれました。
帰り際には、治療前の私の顔写真と歯の写真をプリントアウトしたものをくれました。改めて、以前の自分の歯並びの悪さ、歯の汚さに驚きます。よくこれで20数年間やってきたもんだとあきれるくらい。顔写真を見ると、あごが右にゆがんでいるのもわかります。矯正して、ほんとうによかったなと感じた瞬間でした。
2004年11月6日 リテイナー紛失、再度型どり
11月3日、つけはじめてわずか1週間ちょっとで、リテイナーを紛失してしまいました・・・
しかも始末が悪いことに、どうやってなくしたのか見当がつかない。朝起きると、下あごのほうだけがなくなっていたのです。寝る前に洗面所で洗っていたのは覚えているので、少なくとも家には持って帰っているのですが、つけて寝ている間にどこかに行ってしまいました。私は歯ぎしりや寝言をよく言うし、夜中に寝たまま起きあがることもあるらしいので、無意識のうちにはずしてどこかにやってしまったのかも・・・
まあなくしてしまったものはしょうがないので、すぐ矯正歯科に連絡を入れ、週末(11月6日)にうかがいます。再度歯の型をとってもらいました。次回には新しいリテイナーが出来ているとのことでしたが、あらかじめ聞いていたとおり、1万5000円かかるとのことでした。
また「夢遊病」が再発しないことを祈るばかりです。ふう。
2004年11月20日 リテイナー復活、しかし虫歯が見つかる
11月3日になくしたリテイナーを再度作成するため、6日に型どりし、20日にできあがったリテイナーを受け取りに行きました。ついでに歯の動きもチェックしていただいたところ、今のところ問題ないとのこと。以後は、3ヶ月ごとくらいに状況をチェックしつつ、2年間ほどリテイナーをつけていくようです。ワイヤーがはずれた後さらに2年間というのはちょっとうんざりですが、リテイナーはワイヤーと違ってつけはずしができることと、今まで月に1回だった通院が3ヶ月に1回になるのはかなり楽。まあしょうがないか、と考えることにします。
残念だったのは、虫歯が見つかったこと。この矯正専門医院を紹介してくださった一般歯科に久しぶりに歯を診ていただいたところ、やはりいくつかの歯が少々痛んでいました。今までつけていたワイヤーやバンドが邪魔で磨けなかったところに虫歯ができていたのです。一般歯科の先生曰く、ワイヤーが付いていた中でこれだけ歯が磨けていれば立派だ、とのことですが、それでも虫歯は虫歯。今度は一般歯科に何度か通うことになりました。
2005年2月19日 リテイナーを引き続き
虫歯の治療は一般歯科での数回の通院で完了。
リテイナーの装着は当初言われたとおりに食事と歯磨き以外のときにずっとしていたのですが、だんだん面倒になってきて、寝るときにだけ装着するようになってしまいました。
そんな状況での3ヶ月検診。幸いにも、歯並びに変化はないようでした。ただし上のリテイナーは今までどおり装着、下の方は寝るときだけでOK、とのことでした。
あと、先生が心配されたのが奥歯。もし虫歯ができたらすぐ治すように、とのこと。歯ぎしりの悪化に影響するのだそうです。しっかり歯磨きと歯間ブラシをしていきたいものです。
2006年1月28日 リテイナー、上下とも寝ている間だけでもOKに
67回目の通院。先生の指導のとおりにせず、リテイナーを上も下も寝るときにだけ、しかも時々にしか装着していなかったのですが、この日から正式にリテイナーを寝ているときだけつければいいことになりました。矯正の完全終了まで後もう少しかな。実感としては、もうワイヤーを外してからは矯正は終わったような感覚なのですが。
2006年10月28日 ついに治療終了
69回目にして、突然、「よし、これでいいでしょう」と治療終了となりました。リテイナーは以後もできるだけつけたほうがいい、親不知は一般歯科医ですぐにでも抜いてもらってください、とのお話が先生からありました。その後は口腔内の写真とレントゲンを撮って終了。拍子抜けするほどあっさり。こちらも、ワイヤーを外したときほどの感慨はありませんでした。でもとにかく終わったということで、解放感と先生やスタッフさんへの感謝の気持ちで満たされつつ通い慣れたクリニックを後にしました。
矯正をしてみての総括は以下のメモで。