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歯列矯正(2) 最初の検査~ワイヤー装着

2000年7月15日 最初の検査

ついに治療が始まりました。といっても今回は検査だけです。顔、横顔、歯並びなどの写真20枚程度に、レントゲン写真数枚、歯型などをとってもらいました。約45分間。検査結果は約1ヶ月後に判明するとのことでした。


2000年8月19日 ワイヤー装着

前回の検査を元にした診断結果が出ました。「上あごに比べ下あごが大きいので、本来なら受け口になるはず。でもそうなっていないのは、下の歯が斜め後ろに向かって生えているから。さらに、左右の噛み合わせは、歯一本分ずれています。これらを治すためには上下合わせて3本歯を抜いて矯正することになります。あごの形がずれてしまっている以外は、ほぼ治ります。」とのことでした。

諸般の事情により、通常より速いペースで治療を進めていただくことになり、さっそく今回ワイヤーをつけることになりました。まずは歯の掃除。歯石などを丹念に取ってもらって、それから上の奥の歯にワイヤーをつけてもらいました。具体的に言うと、奥の歯にバンドを巻き、そこからアーチワイヤーを引き、歯のそれぞれに接着剤でつけたプラケットという金具に引っ掛けていくという仕組みです(イラストで説明できればいいのですが)。

意外にも、現時点では痛みは感じません。歯になにかついたな、程度です。でも今晩から数日にかけて、徐々に痛みが出てくるそうです。覚悟しておこう。

その後は、歯の磨き方の指導などがありました。矯正をすると、当然食べかすなどが歯に残りやすくなるので、歯磨きをより丹念に行う必要があるとのこと。虫歯になったら、器具をはずさねばならず、矯正もその分遅れてしまいます。だから歯磨きは特に大事なのです。ということで専用の小さな毛先の歯ブラシも買いました。

食べ物は、従来通りのものを食べてかまわないそうです。ただしせんべいや氷などの固いもの、餅などのねばねばしたものは避けたほうがいい、また、野菜などはひっかかりやすいので小さくきったほうがいいとのことでした。それから、器具による口内炎が発生したときに使うワックスもいただきました。

そんなこんなで今日は約1時間半の治療でした。

帰って家で冷やし中華を食べると、食事そのものはいつもと同じような感覚でとれましたが、やはり残りかすはすごいものがありました。歯磨きには今までの倍くらいの時間がかかりそう。


2000年8月28日 ワイヤー装着後一週間

ワイヤ-をつけて約1週間。意外にも歯そのものは痛くありませんでした。歯が動くことによるじんじんした痛みを覚悟していたのですが、そういった感覚はほぼなかったのです。

その代わりつらかったのが、やはり歯磨き。ワイヤーがじゃまをして実に面倒です。でも、しっかり丁寧にやらないと大きな食べかすも残ってしまいます。おかげで、できるだけ外出先では食事をしないですむように工夫する癖もついてしまいました。

それから、もうひとつつらいのが、口内炎。歯についた金属が口の中をこすって痛くなるのです。もともと口内炎になりがちな私は、やはりてきめんにできてしまいました。ひどいときはしゃべろうとするたびにちくちく痛む始末です。

でも、これには対処策もあります。医院でいただいたワックス(やわらかいろうみたいなもの)を金属部分にくっつけるのです。これが金属の出っ張りをなくし、口内の摩擦をやわらげる仕組みです。ただ、これは職場などではなかなかやりにくい。口の中に指を突っ込むわけですから恥ずかしいし。でもそうは言ってられないので、昼休み洗面所でつけてました。これも面倒な作業です。

さて、こんな作業に慣れたころ、次の診察日がやってきました。


つづき


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