朝、哲学の道
宿から哲学の道まではすぐ。この朝の静けさは、普段は混雑している観光地の全く別の側面を見せてくれます。一人でじっくりと散歩してみました。
△桜には早い時期ですが、梅もいいものです。
△朝の柔らかい光。
△このあたりは観光客が年中訪れる場所ですが、住宅地でもあります。そういう場所らしい遊び心。
△「ご自由にお持ち帰りください」朝からほっこりします。
△お寺にも見事な梅が。
この時間のためだけにでも、このエリアに宿泊する意味があるなと感じました。
鹿麓・席
今回お世話になった宿・鹿麓(ろくろく)。
こちらは、宿泊先である「宿」と、食事や談話ができる「席」が別になっています。徒歩数分の距離です。朝食は、その「席」でいただきました。
△「席」入り口。
△朝食。セルフだしスーパーで売っているごく普通の食材ですが、こんな場所でゆったりいただけるのはやはり非常に気持ちいいものです。
他のグループ客さんからも話しかけられ、しばし会話を楽しんだり。こういう共用スペースのいいところですね。
△手入れが行き届いた端正な庭。
鹿麓・宿
まだ朝が早いので、宿泊場所である「宿」に戻ります。通常のホテルに近いツインとユースホステルのようなドミトリーがあるのですが、今回はドミトリーに泊まりました。
△外観。
△男性ドミトリー。まだ寝ている人がいるので暗いまま。
△ベッド。
総じて清潔で整っており、バストイレ共同だったことで不快な思いをすることはありませんでした。宿の方も丁寧親切で、この宿を快適な場所にしようと熱心に取り組んでいらっしゃるのを感じます。
ドミトリーは同室の方に気を遣いますので、個室よりはくつろぎ度は落ちます。でも、京都のこの場所に泊まれてこれだけきちんとした環境で2,500円(朝食別)は非常にお得だと思います。
公式サイト:鹿麓(ROKU ROKU)ホームページ
閑臥庵
宿をチェックアウトした後、タクシーで東に向かい鞍馬口へ。まだランチには早いので鴨川のあたりを散歩。
△3月にしてはかなりの陽気。
話題
時間が近づいてきたので東に戻ります。
△閑臥庵(かんがあん)の看板。ここにお寺があるようには見えません。
△門。
△正面。
手前には神社があるのですが撮り忘れました。もともと貴船にあった安倍晴明開眼の結界をこちらに移設したのが始まりだそうです。その後黄檗宗の禅僧がお寺も開山。そのような由来で神社とお寺が同じ敷地にあります。
こちらで、黄檗宗名物の「普茶料理」をいただきます。
△中庭。今日は朝も昼も素晴らしいお庭の前で食事をいただく日。
△食事場所。個室です。
△雛人形。こんな精緻なものは初めて見ました。150年前のものを今の時期だけ出しているそう。
△もともと人形には関心がないのですが思わず見とれてしまいます。
△シャンデリアも見事です。
普茶料理
閑臥庵の京普茶料理は精進料理で、油を巧みに使うのが特徴で、薬膳料理と相通じるものがあり、材料からしても非常に健康的でこれを食し続けていた黄檗の高僧は、おしなべて長生きだったといわれています。(閑臥庵公式サイトより)
公式サイトの解説の通りで、油で食材の新しい側面を引き出している料理が多かった。ただおいしいだけでなく、味わってなるほどと思うような。
ランチの後も、お寺にあるチベット高僧による砂曼荼羅や、サイトではオープンにしていない一見お寺らしくないある場所(検索すればすぐわかりますが)へ。案内してくださったお寺の方々の説明も親切でわかりやすく、実に充実したお昼になりました。
閑臥庵公式サイト:黄檗禅宗 瑞芝山◆閑臥庵◆公式ホームページ
晴明神社
閑臥庵から同志社大学新町キャンパスに立ち寄りながら、少し距離がありますが歩いて西陣方面へ。
晴明神社の一条戻り橋。
現在でも「戻る」を嫌って嫁入りや葬式の列は、この橋を渡らないのが習わしです。先代の橋で使われていた欄干の親柱を境内に移し、昔の風情をそのままに「一條戻橋」を境内に再現しています。(晴明神社公式サイトより引用)
△二の鳥居。
少しだけしか滞在しなかったのですが、境内の隅で小さな音量で流れている、陰鬱な現代音楽テイストのBGMが非常に印象的でした。
晴明神社公式サイト:晴明神社 〜陰陽師 安倍晴明公をお祀りする晴明神社〜
ラインベック
神社近くのお店へ。
△構えは和風ですが、店内は1950年代のアメリカンポップアートと和の融合。これくらいテイストが違うものが同居していると逆にクールになりますね。参考:公式ツイッターの画像
△パンケーキが有名で、他のメンバーはそれを選んでいましたが、私は苦手なのでどこにでもあるコーラフロートを。
ラインベック公式サイト:松之助: 店舗のご案内
今回もいろんな話と場所と食事を愉しみました。