白川郷・民宿「ふるさと」の朝
気持ちのよい天気。
朝ご飯。夕食同様あっさりめのお味です。ごちそうさまでした。
食事部屋の脇にはいろりがありました。
散策開始。
県重要文化財・明善寺庫裡
明善寺庫裡。白川最大の合掌造り建築。徳川末期の建築。
2階。和田家に比べると説明が充実した感じです。
3階
3階から見た風景
こんなふうに、和田家は見学は2階までですが3階まで上がれるし、無料で自分の写真を小さなシールにしてくれたり、お寺の本堂も見学できるようになっているなど、白川郷で最も名が知られた国の重文和田家の「ライバル」として努力されているという印象を受けました。
白川郷をもう一度散策
せっかくの天気ですし、お昼のバス出発(高山駅行きのバスは何本もありますが、予約をしていたので)まで時間があるので、昨日まわったのと同じ場所をもう一度。
地酒を片手に。旅先で地酒を飲みながら散策することに無情の喜びを見いだすろくでなしとは私のことです。
いろんな「合掌造り」を堪能。普段写真などで目にしやすいのは大規模なものですが、ほんとうにいろんなサイズがあるものですね。
展望台へももう一度。こんどはコスモスとすすきも入れてみました。昨日同様、また見とれていました。
展望台と反対方向、昨日訪れなかったエリアへも足を伸ばしてみました。棚田がありました。観光客が多い白川郷ですが、このときこの場所では私一人でした。
名残惜しいけど、吊り橋を渡ってバス停へ。ここから高山駅へ向かいます。
このバス停のある広場の12時の時報は「恋は水色」でした。ここは観光資源をとても大切にしていることがわかる村だったので突然の「外国」に意表を突かれました。音楽ひとつにいちいち反応するほうもするほうなのですが。
白川郷の印象
何はともあれ、憧れだった合掌造りをたくさん眺めさせてもらい、宿泊もでき、「自分たちの生活も観光客も両方をバランス欲大切にする、生きた観光資源」で過ごすことは忘れられない体験となりました。
規模は大きくないけど、端正な郷だから何度も散策したくなる。宿泊したのはそういう点でもよかったです。宿も昨日書いたように満足でしたし。
高山・中華そば郷里」
白川郷からバスで約1時間で高山駅前のバスセンターへ。ここから三町方向に徒歩数分。
中華そば「郷里」へ。昔のしょうゆラーメンを今丁寧に作った感じの、懐かしいけどそれだけでは決してない仕上がり。ごちそうさまでした。
高山・三町伝統的建造物群保存地区
さらに徒歩数分。駅から三町へ行くまでの道はこんな感じで静かですが・・・
三町の古い町並みに入ったらこの混雑。たしかに端正な町並みだし、観光客向けに趣向を凝らしたいろんなお店があって楽しめそうだけど、これだけ人がいると落ち着かないなあ・・・外国人の方はやはり多く、アジアからも欧米からも人が集まっている感じなのは白川郷に似ていました。
通り一本で全然人の数が違う。観光がどれほどのビジネスになりうるのか、そのインパクトを白川郷以上に体感した気がします。白川郷のほうが観光客総数は多いですが、歩いて10分以内の狭いエリアとその他で混雑度がまったく違うというような極度の集中が見られなかったので。
朝顔がきれい。
漫画喫茶ではなく版画喫茶(入店はしていません)。
産婦人科。ここも白川郷同様「現役」感がありますね。
こんなふうに、写真撮影のため立ち止まったこと以外はほぼ素通りしました。人がもうちょっと少なければじっくり歩いてみたいけど。とはいえ混雑が集中しているところは歩けば10分もかからないくらいの範囲です。
通りが終わったところに、旧高山町役場。風情があります。
高山城跡
まだ大阪行きの特急まで時間があるので、町を見渡そうと高台を目指すと・・・
すぐこんな表示が出る場所に来ました。
下調べをしていなかったのですが、そのままこの道を行ってみることに。
山道に石垣が現れました。
結局行き着いた先は高山城跡。
見晴らしのよい場所は他にもあるのでしょうが、あったとしてもそことは違う道をたどったようです。このルートから見えた高山の町はこんな感じでした。登り始めてからここまで30分くらい。
帰路
高山駅に戻りました。滞在が3時間足らずだったのでもっと丁寧に廻ればまた別の印象をもつのかなとも感じつつ、行きと同様、1日1本の大阪駅直通15:36発19:51着ワイドビューひだ36号(当時)に乗り込みます。
旅先を惜しみつつ地ビール地酒を楽しみます。昨日夜にやっていた「人生について考える」のメモを見返しながら、来年もこういう旅ができるといいなと思いつつ・・・
この旅の最初のメモ
関連メモ
- 翌年の「人生について考える一人旅」
- 旅行についてのおすすめメモ、全メモリスト
- 高山をモデルにした町が舞台の物語