物語
北朝鮮の工作員の偽装家族と、隣に住む口論が絶えない韓国の本物の家族。当初はお互いを毛嫌いしていたが、次第に交流が始まる。そして偽装家族の間でも、お互いを思いやる気持ちが芽生え始める。しかし工作員家族のリーダーが任務で大きなミスを犯し・・・
感想
久しぶりに映画館で涙を流しました。映画観て泣くことはめったにないのですが。
本当にこのような工作員がいるのか、こんな任務を果たしているのか、何より、ラストシーンような展開はあり得るのかという疑問は映画を観ているときにも頭に浮かびました。でも、そういうリアリティを追求する映画ではないし、何より、最後に偽装家族がうつ「芝居」の前には、そんなものはどうでもよくなりました。
この作品を観た後、家族で食事にでかけました。こういう日常がどれほどありがたいものなのかを噛みしめました。「家族が大事」なんて使い古されたメッセージですが、それを新鮮かつショッキングなかたちで届けてくれた作品です。