14時ごろ行きました。10分待ちくらい。
めあてはもちろんフェルメール「レースを編む女」。
しかしこれがすごく小さな画で、ちょっとびっくりしました。なるほど、この展覧会のポスターに使われているこの画の写真が粗いのはだからなのか。ただ、この小ささ故に、レースを編む手元への集中感は非常に強いものになっていました。一番印象に残ったのはそれかなあ。
むしろ予想以上によかったのが、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」。
この光の描写は、実際に目の当たりにすると恍惚となってしまいます。ヨセフのまなざしとイエスの幼さの対比もこの光と闇の対比と重なって明解な効果を上げていますし。油彩でこんな表現ができるなんてすごいなあと感嘆を禁じ得ませんでした。
ただ、その他の画は可もなく不可もなく・・・というと失礼ですがそんな感じで忘れられないほどの印象は残りませんでした。私の観る目のせいかもしれませんが。
なにはともあれ、この2枚だけでも満足したのは事実。日本にこういう画がやってきてくれるのはありがたいことです。