桑田佳祐が「アビイ・ロード」全曲("Her Majesty"は除く)を日本政治ネタを中心に空耳カヴァー。
最高に笑えました。日本共産党の悲哀を歌った"Something"、民主党の迷走を描いた"Because"、北朝鮮問題をたたみかける"Sun King"が特に。
桑田佳祐って、かねてから「メロディを紡ぐ力」「他のバンドの音楽エッセンスの取り込み・消化(パクリとは言いません。正味の褒め言葉です)」「お客を喜ばせる心配り」「日本語運用能力」の4つがすごいと感じていたのですが、ひょっとすると一番なのは4番目なのかもな、と思った次第です。
そして、ここまで原詞を破壊し尽くしているのに、ビートルズを愛していることが伝わってくるパフォーマンス。下手なコピーバンドより「よくわかってる」演奏・アレンジだったと思います。
夜半にやるにはもったいない内容でした。いや、夜遅いからこそよかったのかな、あの歌詞は・・・