庭を歩いてメモをとる

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バード

バード [DVD]

勤務先の上司が紹介してくださったこの作品、チャーリー・パーカー(バード)の生涯のうち、主に妻チャンと出会ってからの時期を中心に描いた映画です。

私はジャズに関してはまったくの初心者、というかきちんと聴いたアルバムがほとんどなく、チャーリー・パーカーのサックスを聴くのも今回が初めて(チャーリーの演奏部分はオリジナルを使用しているそうです)。

そんな私がこの映画から感じたのは、制作にも全面協力したという妻チャンのあたたかいまなざしです。麻薬と酒に溺れた破滅型の天才、というイメージを強調するのではなく、弱い、助けを必要としている一人の人間としてのチャーリーをチャンの視点で優しく描き出されていると感じました。

彼の音楽家としての凄みではなく、「バード」という人間そのものに関心のある方向けの作品。そんな印象を持ちました。


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