帰りは、バスを待っているのも寒いのでタクシーで。運転手さんは、この道46年のベテランとのこと。それで、訊いてみました。「今までで一番景気がよかったときと悪かったときって、いつごろですか?」
「景気悪いのは今やね。最低やね。でも、もっと悪いときもあったな。石油ショックの時。あの時はひどかったね。商売自体がなかなかできんかった。」
「景気よかったのは・・・万博の頃かなあ。岡山でタクシー100台持ってる会社で、1日に必ず2〜3台は万博会場まで行ってたもんなあ。」
個人的な感覚では、景気が悪いのはここ数年、いいのはバブルの頃。そんなイメージがありましたが、もっと長いスパンで見ればもっといいときも悪いときもあったのか。ただ、「万博の頃景気がよかった」というのは、岡山の特殊事情かもしれないですね。当時はまだ新幹線は岡山まで開通していなかったし、自家用車の普及率もそれほどでもなかったでしょうし。長距離バスも今ほど一般的ではなかったのかも(これは推測ですが)。だから数人でタクシーに乗る、という選択肢がありえたのかな。勉強になりました。