庭を歩いてメモをとる

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アコーディオンのゴルトベルク変奏曲

J.S.バッハゴルトベルク変奏曲」は、私が一番好きな音楽のひとつ。なので、単に曲を愛でるのはもちろん、グールドのファースト&ラスト盤から、ペライア、ピーター・ゼルキン、そしてキース・ジャレットなど、演奏家別にちょこちょこ買ってその違いを楽しんでいたりもします。そして今日もまた、新たな1枚を加えました。しかし今度は楽器が違います。普通はピアノかチェンバロで演奏するこの作品をアコーディオンでやってしまっているのです。

ミカ・ヴァユリネン(Mika Vayrynen)という人の演奏。mixiでその存在を知って興味津々で聴いてみたのですが、これがなかなかいい感じです。この曲をアコーディオンでやっているからといって色物の要素はみじんもなく、歌い上げるようなほがらかな演奏。ゴルトベルク変奏曲の新たな魅力を見せてくれたって感じです。アコーディオンでこんなスピードが出るのも驚きでした(第20変奏などグールドのラスト盤と同じくらいの速さ)。

しかし驚いたといえば、このCDがiTunesCDDBでヒットしなかったことには驚かされました。私がそんなにマイナーなCDを買うほうではないってこともあるのでしょうが、こんなことは正規盤では初めてです。15年以上前に買った駅売りCDや英会話の教材まで「曲名」をヒットさせるほどのデータベースに登録されていないCDだったとは。そこまでマイナーなCDじゃないと思うんだけどなあ。


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