少し前のニュースですが、いくつかの国でGoogle Earthが物議を醸していますね。衛星写真が鮮明すぎてテロの脅威につながる、と。そういう国の気持ちはわからないでもありません。
少し話は変わりますが、この記事を見て思い出したのが私の住む関西地方の衛星写真。このサービスがリリースされた当初は、関西は大阪のような大都市であってもさして鮮明ではないものだったのです。東京では横断歩道の縞まで判別できるのに、大阪では建物の区別すらつけられなかった。自宅やなじんだ場所を見て遊ぼうと思ってたのに・・・とちょっと残念だったのを覚えています。
で、今回久しぶりに関西地方を見下ろしてみたのですが、建物が充分識別可能なレベルの写真に差し替えられていました(比較的人口のある地域のみ)。大阪市中央区の勤務先ビル、奈良県斑鳩町の実家、そして兵庫県西宮市の自宅もはっきりわかりました。おもしろい。最初にこのサービスに触れたときの興奮がよみがえりました。
ちなみに、西宮市については、今はもう跡形もなく取り壊された西宮球場が残っている*1ことから、少なくとも半年以上は前の写真であることもわかりました。これはこのままで残して置いてほしいような気もします。少なくとも1年単位くらいで衛星写真を保存しておけば、将来、Google Earthで世界をかけめぐる旅だけでなく、時代をかけめぐる旅もできるようになりますからね。
*1:今日の写真がそれです。画像の著作権はGoogle及びDigitalGlobeに帰属しています。