これもいただいてからけっこうたってしまっているのですが、お応えします。くださったのはなおさん(バトンはmixiでの公開)。超有名作ばかりなので、「掘り出しもの」を探していらっしゃる方には不満が多いかな。
本棚に入っているまんがの数
50冊程度かなあ。たいてい、読んだらすぐ古本屋に売るし、何よりまずはまんが喫茶に行きますから(余談ですが、まんが喫茶で使ったお金をまんが家に還元する仕組みがあるといいなあ。買えってことか・・・)。
今おもしろいまんが
毎週欠かさず雑誌をチェックしているのは、大場つぐみ(作)・小畑健(画)「デスノート」と三田紀房「ドラゴン桜」です。
浦沢直樹「20世紀少年」も非常に面白いんですが、単行本でまとめて読みたいので。弘兼憲史「黄昏流星群」も同様。
最後に買ったまんが
ちなみに、作者の愛英史氏は、「アストロ球団」の作者遠崎史朗氏と同一人物らしいですね。芸術うんちくまんがと荒唐無稽(らしい)野球まんがが同じ作者?と最初はびっくりしたのですが、友人によると「彼は超人的な技術が大好きで、それを理論で裏打ちしてみせるのも大好きなのでそれなりに共通点はあるような気もする」と言われ大いに納得したことがあります。
よく読む、または特別な思い入れのある5つのまんが
私の人生に計り知れない影響を与えたまんがです。ビートルズやイギリスに関心を持ったのもすべてこのまんががきっかけ。第一部には特にはまりこみましたね(ビートルズは出てきませんが、主人公の名前がジョジョで女の子の名前がエリナ)。
連載開始時から注目しまくりで、当時あまり人気がなかったもので友人が買ったジャンプのはがきまで集めて「おもしろかったまんが」欄にこの作品を書き込んで送っていました。連載が1年続いたときはうれしくて、高校の教室で祝賀会を勝手に開き友人を強制的に出席させたりもしたなあ。それが今や「こち亀」に並ぶ集英社の長寿まんがになるんだから世の中わからないものです。
手塚治虫追悼本の中で、あるまんが家が「どうして一週間で描けるの?のかんぺきまんが」と書いていましたがそのとおりだと思います。こんな完成度の高い話を毎週描いていたなんて・・・バッハがカンタータを毎週作曲していたというエピソードとともに、天才の才能というものを体感できる作品です。恐ろしいとか突き抜けてるとかじゃなく、まずおもしろい(と見せかけて扱っているテーマは深かったりするのですが)。
「正義」という言葉の意味するところをこの作品で知ったような気もします。個人的にはもっとも心に残った大河ストーリーです。
作品そのものへの愛着というより、作者の信念みたいなものに圧倒された作品。ここに描かれている様々な情報にも驚かされましたが、それよりも、この作品の神髄はその精神性にあると感じています。だからこの作品、「まんがバトン」で挙げるべきじゃないのかも。
浦沢直樹「モンスター」
他の作品に比べて読み返した回数が少ないのでここに挙げるべきかどうか迷いましたが、「20世紀少年」「PLUTO」なども含め、描きながら考えているようで結局完成されたストーリーになっている構成力の凄さに敬意を表するために。
バトンを渡す方々
思い浮かんだ方はバトン系遠慮表明をされてるので、ここで止めさせてもらいます。