7時半頃の新幹線で大阪を出、12時前に代々木八幡のスタジオに向かいます。同じく遠方(松江)から来ているK氏が到着済み。「海外組 連携に不安」というたすきに稲本潤一選手のお面という出で立ちに一瞬唖然、そしてにんまり。そう、我々「海外組」は今回の直前練習が最初で最後の練習なのです。
ぞくぞくと人が集まるスタジオ。てきぱきと指示が出、協力して「音楽」を作っていく。それぞれの人が、自分の音楽スキル(というと大げさか)に合わせて出来ることをやっていく。何もかも任せきりの私が言うのも変ですが、その進行には感動すら覚えました。
移動し、パーティが始まります。ドラゴンクエストのマーチに合わせ勇者のコスプレで現れ、長剣でケーキを切る二人。爆笑するとともに、このエンターテイナーたちに見せるステージを披露するんだということでちょっと緊張。流れるBGMやBGVもかなり密度が濃くマニアックで、楽しい。これも二人のエンターテインメントでしょう。さすがです。
約1時間後、私たち友人楽隊の出番。この頃には緊張よりも「楽しい」気持ちが先行。楽隊の演奏した5曲中、私が参加した曲はまずPaul McCartney / Silly Love Songs。コーラスとダンス(米米CLUB風)に挑戦。イントロのSEを「ケーキの型押し」「おはじき+ペットボトル」「小瓶の笛」で手作り再現し、6人のコーラス部隊が踊るという趣向。で、演奏はオリジナルに忠実。非常に楽しいステージになったんじゃないかな。
次は15人クラスの大編成でThe Beatles / All You Need is Love。新郎の心境を象徴する「チューリップ/青春の影」とリンクさせ、最後の大団円で新郎新婦の愛する千葉ロッテマリーンズのテーマソングとリンクし、新郎席にボールを送る(他にも様々なアイデアが盛り込まれていました)。私はコーラスで参加。ラストの曲だけあって、集大成&大団円的なイメージを醸し出していたと思います。
まずは新郎新婦の喜んでくれている姿を見て安心、次にこれを成し遂げたみんなに感動。ここまでさらっと書いてはいますが、このときの心境は、大げさですが「人間って素晴らしい」という感覚でした。本当に。
他のバンドも楽しく聞かせる演奏でした。新郎バンドのXTC / The LovingとPaul McCartney / Getting Closerには特に驚かされ、楽しませてもらったなあ。
3次会の居酒屋でいろんな話題に花が咲いた後、4次会のブリティッシュパブではギターを弾ける3人がリクエストにお応えしましょう大会。通常なら迷惑になるはずなのに、外国人のお客さんは一緒にリクエストするは、お店のマスターも喜んでくれるはで延々続く。ほとんどのリクエストに苦もなく(そう見えた)応える3人に改めて驚くとともに、音楽っていいなあ、人間っていいなあという気持ちにまたしてもなりました。私は横で歌っていただけですが、3時過ぎに帰るまで、幸せ感に包まれていました。
こういうお祝い事って、人間のいい面を映し出すもんだなあとしみじみ思った1日でした。TくんTさんおめでとう&ありがとう!!