(2017年12月更新)
連休の初日は、部屋の片づけで過ごしました。2月の引っ越しでできたダンボールがまだ20箱以上そのままなので、まずはそこから手をつけ始めることに。で、ダンボールとの格闘を数時間へた後、ひょっとしてなくしたかなと思っていたものが見つかりました。あるバスタオル。それを見つけた私は20年前を思い出し、たまらなく懐かしい気持ちになってしまいました。
小学校高学年〜中学生のころ、つまり80年代前半にゲームセンターのゲームに狂っていた私は、ゲームメーカー・ナムコの黄金期をリアルタイムで感じていました。ディグダグ、ゼビウス、マッピー、リブルラブル、ギャプラス、ドルアーガの塔、パックランド、ドラゴンバスター・・・出すたびに新しい世界を見せてくれるこの会社に次第に惚れていくのにはそれほど時間はかかりませんでした。
で、ついにはファンレターを出すに至ってしまったのです。ナムコのゲームをどれだけ楽しんでいるか、新作がゲームセンターに並ぶたびにどれだけ心躍らせているか、キャラクターや音楽にもどれほど心酔しているか、まあ内容ははっきり覚えていませんがそんなことをつらつら書いたような気がします。今考えると、実に独りよがりな少年です。
しかし、ナムコはそんな少年の声もしっかり受け止めてくれていました。いや、受け止めたどころではありませんでした。
ある日、私のもとに小包が届きました。差出人は株式会社ナムコ!!急いで荷をほどくと、中には一組のタオルが。
横が150cmもある大きなバスタオル。パックマン、ギル、カイ、マッピー、ミューキーズ、ニャームコ、トプカプたちがパレードをしています。その頭上の青空には、アカベエとピンキーのもつ"The 30th Anniversary"の横断幕が。どうやら、ナムコ創立30周年記念の品のようです。
取引先などに配っているものを送ってくれたのでしょう。タオルには、他にハンドタオルのような小さめのものもありました。
手紙も届きました。私の書いたメッセージへの丁寧なお礼が書かれていました。
これには完全にノックアウトされました。会社に届く山ほどの郵便物の中から、私の独りよがりな(多分文章もめちゃくちゃな)手紙をちゃんと読んで、こんなすばらしい贈り物まで。なんてすばらしい会社なんだ・・・ますますナムコのファンになったのは言うまでもありません。
このときの気持ちは、ずっと忘れないでしょう。今も忘れていません。
奇しくも今年はナムコ創業50周年です。あれからもう20年がたったのか。
社長も変わるようですが、ますますのご発展をお祈りしております*1。
関連メモ
*1:・・・なんて書いた直後にナムコ・バンダイの経営統合の話が日経の一面に出てびっくり。