庭を歩いてメモをとる

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"Band on the Run"収録曲中、心の第1位は

バンド・オン・ザ・ラン(紙ジャケット仕様)

出張先で仕事仲間と飲んでいると、ポール・マッカートニーの「バンド・オン・ザ・ラン」がかかりました。

お、有線かな、いい感じ。次は「ジェット」。おお。有線じゃなさそうだ。ベスト盤「オール・ザ・ベスト」あるいは「ウィングス・グレイテスト」「ザ・グレイテスト」のシャッフルか?それとも別のベスト盤「夢の翼(Wingspan)」か?いや、オリジナルの「バンド・オン・ザ・ラン」をそのままかけてるのかな。

夢の翼?ヒッツ&ヒストリー?オール・ザ・ベスト

そして次が「ブルーバード」。おお、これはおそらくオリジナルアルバムをそのままかけてるんだな。しかし、「夢の翼」のチェンジャーシャッフルかもしれない。

結局、次の「ミセル・ヴァンデビルト」で、これはオリジナルだなと決着がついたのですが*1、ことほど左様にこのアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」は、長いポールのソロキャリアの中でも、ベスト盤に収録されている曲が多いアルバムのひとつです。いわゆる名盤ガイドでもよく取り上げられている「代表作」でもあります。

しかし。私はこのアルバムで一番好きで繰り返して聴いているのは上記の曲ではありません。もちろん、「バンド・オン・ザ・ラン」のライブでの盛り上がり体験や「ブルーバード」のアコースティックギターやハーモニーには愛着を感じますしかなり好きな曲ではあるのですが、心のベスト9第1位は「ノー・ワーズ」がぶっちぎりです。

何度も何度も聴いている曲なのに、この曲のイントロが流れてきた瞬間、飲みの席での会話は一瞬とびました。このイントロだけでご飯3回くらいいけそうな。特に、イントロのギターが終わった後のストリングス(ヴォーカルの最初の一節が終わった後も同様)のいい意味での気持ち悪さといったらもう。ミドルで聴かせるポールのハイトーンヴォーカルも身震いしますし。とにかく個人的に、この曲の魅力は尽きません。

ポールのどのベスト盤にも「ノー・ワーズ」を収録していませんが、1979年のイギリスツアーでは演奏しています。やはりそれなりの愛着は持っているのかもしれません。ああ、このツアーに行けたらなあとまでは言いませんが(当時小学3年だったし)、せめて日本で逮捕されなかったら、オフィシャルで音や映像が出たに違いないのに、と悔しく思います。

「次のライブでやってくれないかな」という望み、かなう確率はかなり低いでしょうが、毎回持ち続けています。

*1:ちなみに、「ノー・ワーズ」の次が「ヘレン・ウィールズ」だったので、アメリカ盤だったみたいです。


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