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日本怪死人列伝

日本怪死人列伝

数々の怪死事件の真相について安部譲二が推測した本です。扱っているのは新井将敬、下山事件、豊田商事会長、尾崎豊、田宮二郎、力道山、帝銀事件、1985年の日航機墜落事件などほとんどが誰もが知るものです。

推論の正確性はよくわからないのですが、安部譲二持ち前の特殊な知識を用いた語りには引き込まれてしまいました。

具体的には、尾崎豊の死についての推論で書かれた覚醒剤の効き方、朝日新聞阪神支局襲撃事件の推論での拳銃に関する知識などがそうです。推論部分よりもそっちのほうが面白かったかも。バロウズの「裸のランチ」で、個人的には本編よりも補遺*1のほうが興味深かったことを思い出しました。

*1:各種麻薬の効き方について本人が体験を交えて学会に報告した手紙。


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