庭を歩いてメモをとる

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福岡ドームの「ポール・マッカートニーの手」

「ポール・マッカートニーの手」とは

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福岡ドームに向かう

93年11月のポール再来日。このとき彼は、東京だけでなく福岡にも訪れています。ポール初の「東京以外の日本」です。ジョンは軽井沢や京都などにお忍びで来ていましたし、ジョージとリンゴはライブで日本の様々なところに足をのばしていました。ポールだけが、東京から出たことがなかったのです(ソロ初来日時、富士山麓までドライブに出たことはありますが)。はじめて訪れる地について、通訳から「福岡とは幸福の丘という意味なんですよ」と聞きポールはご機嫌だったといいます。

その福岡でのライブ会場は福岡ドーム。ここでは実は、公演をした人の手を型に取り、ブロンズ像にし、握手ができるようにしてあります。ポールの手もあります。ポールが、ここでみんなに手を差し伸べているのです。これが「ポールの手」です。

それで、2000年9月16日、九州を旅行中だった私は、ポールと握手をしにいくことにしました。このとき福岡在住のポールファンOsamuさんをお誘いしたところ、Osamuさんだけでなくお友達Kanaさんもご一緒してくださることになりました。当日は、つい前々日まで荒れ狂った台風が過ぎ去り、すがすがしい晴れ間が見え隠れしはじめていました。


意外に小さな手

「手」は、福岡ドームの外側に点在しており、カラフルなボードから手がこちら側に向けられていて、誰でも握手できるようになっています。入場券などは買う必要はありません。ドームに着いて、ポールの手はすぐに見つかりました。白いボードから、すっと手が伸びています。


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真ん中の白いボードの手がポール。おなじみの"all the best!"のサインがあります。

左は谷川俊太郎さん、右は森光子さん。どういう順番なんだろう。後ろの看板は、台風の影響で倒れているみたいです。

実際に握手もしてみました。意外と小さかった。私は男性にしては手が小さい方で、ピアノのオクターブがなんとか届くくらい。それなのにポールと握手してみても、「包み込まれる」というような感覚ではありませんでした。もちろんポールは私の手よりは大きかったのですが、180cmと言われる身長のわりには、それに手を使う職業のわりには、大きいという印象ではありませんでした。


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握手をしてみる

この他にも、様々な有名人の手がありました。海外のミュージシャンではビリー・ジョエルやボン・ジョヴィなど。おそらく一番たくさんの人が握手したであろう、ブロンズがはげて金色になっている手は、王監督のものでした。

ポールの「手」と握手をかわしていたのはわずかな時間でしたが、やはり少し緊張してしまいました。いつか、本物の手に触れる機会をつくりたいものです。(後日追記:これを書いていたときは、たった2年後にその機会がやってくるとは思ってもいませんでした。)

Osamuさん、Kanaさんとも短かったですがとても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。



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帰り際には美しい虹が・・・


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