「クール・ランニング」ジャマイカ初のボブスレーチームの設立からオリンピック出場、健闘までの実話ベースの物語。なんとあっさりした展開でしょうか。一直線ですねえ。変にひねりがない物語の進め方もたまにはいいかもしれません。
「12モンキーズ」1996年、ウイルスにより人類壊滅。わずかに生き残った人間が、壊滅を阻止するため未来から1996年へやってきて・・・・。さすがテリー・ギリアム。ストーリーの絡み合い方、未来世界の不気味なセット、正常と異常の間のブラックな笑い、どれも「未来世紀ブラジル」を思い出させます。ブラック度では「未来世紀ブラジル」の方が上だと感じましたけど、ブラッド・ピット演ずる人物の狂いぶりは本作ならではの面白さでした。それから、ラストの音楽の使い方も好きです。「博士の異常な愛情」を思い出しました。