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「ちりとてちん」ロケ地訪問2日目(2) 和田塗箸店工房・線路のお寺

若狭おばま食文化館塗り箸体験をし、職人さんから貴重なお話をうかがったあと、同じフロアにある、ドラマ「ちりとてちん」で実際に使われたセットを見学します。


和田塗箸店工房セット

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ドラマの主人公の祖父・父が塗り箸をつくる工房のセットがあります。季節柄、お月見の演出があるのがいい感じです。


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工房。塗り箸職人さんによると、塗り箸の作業台の天板はその職人さんが使っていた本物をドラマに提供したそうです。かなり塗料などがついていたのでこれでいいのかなと思ってNHKの人に話すと「これがいいんですよ」と言われた、とか。

主人公の祖父・和田正太郎先生の名言「人間も箸と同じや 磨いで出てくるのは この塗り重ねたもんだけや 一生懸命生きてさえおったら 悩んだことも落ち込んだことも きれいな模様になって出てくる」がフィーチャーされているのがとても「大事なところを理解して下さっている」感がありドラマのファンとしてうれしいです。


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実際に劇中で使われた小道具や、出演俳優さん達が小浜に来られた時の様子を展示。あのラジカセ、ソニーのだったのですね。劇中では(NHKですから)隠されてましたけど。


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2階を堪能した後、再び1階へ。「食文化館」にふさわしい充実した展示でした。写真は日本各地のお雑煮の違いについて。


2時間近くじっくり愉しんだ文化館を後にして、30分近く歩き三丁町へ。


三丁町の古い町並み

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古い町並みが残っているところです。ドラマでは主人公が小学生のときの通学路として登場します。実際の町並みもとても落ち着いていて、散歩するだけで落ち着くようなところでした。小浜の他の町並み同様、実際にそこで生活が営まれているというところも親しみ深く好印象です。


レールが見えるお寺・常高寺

その三丁町からすぐのところに・・・

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あの風景!石段の上に線路があり、その奥にお寺がある。ドラマの主人公・和田喜代美が親友の野口順子によく相談していたあの場所です。ここは特に来たかったんだよなあ。ほんとに、古い住宅街の中に突然出現します。常高寺です。


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小浜の「ちりとてちん」案内看板に加え、なんと列車が来る推定時間を記した時刻表があります。列車は1時間に1本あるかないかなので、心遣いを感じてうれしい。


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その時刻表のおかげで電車が通り過ぎる瞬間を撮影できました。

でも、ドラマでは線路にこんな柵あったっけ?


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線路側から振り返ってみると、これもドラマで見慣れた風景が。ああほんとにあの場所に来ているんだなと感慨深くなります。


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お寺に伺います。柵があって石段からお寺には行けないので脇にある通路から線路の下をくぐります。

このお寺は、浅井三姉妹の次女、つまり秀吉の妻・茶々の妹であり、大河ドラマの主人公にもなった徳川第二代将軍秀忠の妻・江の姉である初が建立したお寺なのだそうです。なので、お寺の中にはドラマ「江」のポスターが飾ってありました。

ご住職に、「ちりとてちん」目当てで訪れたことをお伝えすると、線路の柵は、やはりドラマ撮影時にはなかったけれど、ドラマ放送後たくさんの人が訪れるようになったので危険だと判断したJRが設置したもの、ということを教えて下さいました。まあ、企業として安全を確保するためには適切な判断なんでしょうけど、あの柵は吉田兼好でなくても「なからましかばと覚えしか」って感じです。


はまかぜ商店街

列車の時間が近づいてきたので、駅に向かいます。駅前から延びている「はまかぜ通り商店街」へ。


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とてもなつかしい風情のレコード屋さん(あえてCDショップとは書きません)を発見。このTDKの看板からしてしびれる。ここには写っていませんが、桑田佳祐さんの最新アルバム「がらくた」のポスターもあるので現役営業されていることがわかります。

お店の中は、地方によくある演歌一辺倒の品揃えと思いきや、半分は演歌、半分はポップスとロックという構成。最新作もあるものの、90年代半ばに入荷したままずっとそこにあるという感じのCDもたくさん。そしてその時代のCDは半額とのこと。しばしラックを眺め回し、プリンスのシングルを買いました。
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こういうお店を見て懐かしさを感じるくらいにはこの20年間で社会は変わったのだなと改めて思います。


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ここもドラマ「ちりとてちん」に登場していたのですね。主人公のおじいさんが入院していた時、主人公が落語の入ったラジカセを持って走るシーン・・・なるほど!ドラマでは夜でしたね。


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ふと見ると、魚屋食堂の屋台が!


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そしてドラマでは大阪にあったはずの「ひぐらし亭」の字が!ここは「はまかぜプラザ」という多目的施設で、「ちりとてちん資料館」があったり寄席が開かれたりするらしいのですが、残念ながら本日火曜日は休館とのこと。


小浜駅へ~旅の終わり

小浜駅に着きました。


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ここにも「ちりとてちん」ロケ地の案内板。


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そして駅前のロータリーの脇にはロケ風景の看板が。


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駅に入り、駅の奥側のホームから改札口に向かって。主人公・和田喜代美が大阪へ旅立つとき、おばあちゃん・和田小梅さんが喜代美に三味線を渡す場所ですね。


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電車が動き始めます。さようなら、小浜。


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車窓から、若狭の地酒を飲みつつ、小浜の町を眺めます。


10年前に放送されたドラマを今も大切にしてくれている小浜。もともとここに来たのは、ちょっと日常を離れて人生について考えるためでしたが、自分もこの10年、あるいはもっと前に起こった出来事やご縁などをこのまちのように同じように大切にできているだろうか。そんなことを考えさせてくれた旅になりました。

最後に、今年逝去された徒然亭草若師匠こと渡瀬恒彦さんへの、主人公和田喜代美こと貫地谷しほりさんからのメッセージをリンクさせていただきます:師匠|貫地谷しほり オフィシャルブログ『しほりのおしゃべり工房』 powered by アメブロ


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