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日本はどのようにして対米開戦に至ったか-半藤一利「昭和史」

かつて日本がどういう流れで対米戦争を始めるに至ったのか、それを自分なりに整理したかったので、半藤一利さんの「昭和史」を読んで、その内容の一部を表にしてみました。

(なお、この表はこのたった一冊の本の内容を元に作成した、歴史をあるひとつの角度のみから整理したものです。別の見方も当然ありえます。)


1941年対米開戦までの要因・状況メモ ~半藤一利「昭和史」より~

(クリックすると詳細が読めるPDFが開きます。)対米開戦までの要因・状況


本書を読んで感じたこと

  • 戦争に至るまでの道は決して急なものではないし、途中で別の道を選べるチャンスもいくつもあった。
    • 対米開戦についても、開戦直前は「アメリカが強硬だから日本に選択肢はなかった」面があるかもしれないが、アメリカをそうさせた種は遙か以前に日本がまいていたと感じた。
  • 人事がだめだと組織が暴走することを改めて学んだ。柳条湖事件首謀者やノモンハン大失敗責任者が栄転したり、関東軍に重要なメッセージを伝える役目がいやさに飛行機ではなく鉄道を使って満州に行くような人が作戦部長だったり。
  • マスコミが戦争をあおった面は大きいようだ。でも、そのあおりに全力で応えたのは国民、というようにも思えた。マスコミだってほとんどは営利企業、ということには意識的になったほうがいいように思う。
  • 昭和天皇が気の毒だった。20代半ばから20年間(終戦まで)、「神様」のわりに意向をかなり軽視されたり部下が無能だったり。戦争責任ゼロとは思わないが同情した。
  • ブロガーちきりんさんの本書に関するツイート「(略)日本はちょっと上手くいくとすぐ有頂天になる。バブル期に日本的経営システムがサイコーだ!みたいになってたのも同じ。 」 → よしてるによるメンション「『ちょっとうまくいくとすぐ有頂天に』その通りだと思います。自分に自信がない人ってそうなりがちな気がしますが、日本もそうなのかも。」

 

選書理由

なぜこの本を選んだのか。それは、ちきりんさんの紹介がきっかけです。ちきりんさんのブログは、よしてるにとって、時には賛同できないこともありますが多くはおもしろく刺激があり「考えるきっかけ」をもらえるものです。とすると、ちきりんさんが薦めるこの本も「考えるきっかけ」をもらえる本なんじゃないかと考えたわけです。

実際、本書はちきりんさんの紹介文のとおり「昭和の64年間が日本にとってどんな時代だったのか、俯瞰しつつ理解でき」(よしてるはまだ終戦までの分しか読めていませんが)、「語り口調で書いてあるので、この手の本としては比較的、読みやすい」ものでしたし、上記のように戦争に至る道について考えるきっかけをもらえました。



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