庭を歩いてメモをとる

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ルーブル美術館展 日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄(京都市美術館)

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好みの画が多かったですが、続いて同じ美術館で開催されているマグリット展も観てしまいました。さすがに一気に2つの展覧会をはしごすると頭の中がお腹いっぱいになりますね。


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フェルメールが訪問目的の7割くらいでしたが、他の画も楽しめました。日常を題材にした画はやはり親しみやすい。


フェルメール「天文学者」
フェルメール「天文学者」

こんなに小さな画だったのか!というのが第一印象。

すごくピンポイントですが、天球儀の手前にある白いものの陰影が写真とはまったく違う明確さと写実性がありうっとりしました。

オーディオガイドで、この天文学者の服は日本の着物がもとになっていることを知りました。なるほどそういえばこれは着物に似てますね。



ゲインズバラ「庭園での会話」
ゲインズバラ「庭園での会話」

実物のは背景の緑とその濃淡が本当に美しいのです。その妙を堪能しました。

ヴァトー「二人従姉妹」(リンク先:FASHION PRESS)も同じように、人物より背景の色彩にうっとり。



ジャン=バティスト・グルーズ「割れた水瓶」
ジャン=バティスト・グルーズ「割れた水瓶」

「割れた水瓶・乱れた着衣・しおれかけた薔薇」が何を意味し、何を観る人に諭そうとしているのか-この寓意はありふれているかもしれませんが、この端正な画なら啓蒙力があっただろうなと想像。



次は隣でやっている「マグリット展」へ。


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