庭を歩いてメモをとる

おもしろいことや気になることのメモをとっています。

コンティニューの行き着く先は・・・ドルアーガの塔30周年記念「ドルアーガの塔」研究室Presents“四神降臨祭”

ナムコのビデオゲーム「ドルアーガの塔」30周年を記念したイベントが東京で行われるとのこと。しかも、登壇者がゲームデザイナー遠藤雅伸さん、プログラマー内藤智さん、サウンドコンポーザー小沢純子さん、グラフィックデザイナー篠崎雄一郎さんという「四神」!企画はファンサイト「ドルアーガの塔研究室」の管理人GILさん(告知記事はこちら)。



私のとっての「ドルアーガの塔」

私がゲームにどっぷりはまっていた80年代前半。その頃、斬新なアイデアと心惹かれるグラフィックとサウンド、そして何よりもプレイしていてとびきりおもしろい作品を立て続けにリリースしゲーム界に巨大な影響を与えた −ロックでいえば60年代におけるビートルズのような− 存在のナムコ。

そのナムコの作品の中でも、特に心奪われていたのが「ドルアーガの塔」でした。スポンサーラジオ番組「大橋照子のラジオはアメリカン」でCMを耳にしてから*1しばらく、このゲームのことが頭から離れない時期がありました。「ドルアーガ」がリリースされて1年経っても、土曜の昼は、中学校が終わると同時に家にダッシュし昼ごはんをかき込んだ後、小遣いを握りしめてゲーセンに通い、家に帰れば「オールアバウトナムコ」を熟読しまた想いが募る・・・という永久パターン。それでも結局ワンコインどころかコンティニューでも60フロアクリアできなかったけれど(ファミコン版ではできましたが)。
ナムコゲームのすべて (SUPER Soft BOOKS)

その後も、BEEP誌1986年8月号の遠藤雅伸さん特集を何度も読み返し、音楽や映画などゲーム以外に面白い世界があることを遠藤さんから教えてもらったり、ゲームで遊ぶことは落ち着いてもゲーム音楽だけは聴き続けたり(その影響で、今も、ドルアーガをやったことのない妻や息子がふとネームエントリー曲を口ずさんだりしていたりもします)と、このゲームをきっかけにいろんな世界が広がったという意味でも、「ドルアーガの塔」(と「ゼビウス」)は私にとって特別なゲームです。



四神降臨祭

そんな日々から約30年。四神登壇なんて機会はこれまでなかったはずだし、今後も難しいはず。行くしかない、と阿佐ヶ谷ロフトへ。

四神を目の前で(時間ぎりぎりに行ったら最前列に案内されました)拝見できたことだけでもめまいがしそうなのに、数々の貴重なお話の数々・・・それだけでなく、遠藤さんの話術に数分に1回は爆笑、そしてそれを司会のGILさんがさばいていく。

今回のイベントで特に素晴らしかったのが、内藤さん、小沢さん、篠崎さんのお話もたっぷり伺えたこと。ゲームは総合芸術。とかくゲームデザイナーにスポットが当たりがちですが、プログラム、音楽、グラフィックデザイン、どれが欠けても名作は生まれないのです。イベント内容は、このことを深く理解された上で構成されていたように感じています。

四神がお互いの思い出をやりとりなさったりするシーンも時々あり、皆さんも楽しんでらっしゃる雰囲気が伝わってきたのも感慨深かったですが、これも四神揃ってこそのことですし。

1回の休憩を挟んだ3時間半があっという間の、非常に密度が高く、人生に多大な影響を与えてくださった神々を間近に拝謁できた、一生の思い出となるイベントでした。これだけの内容を企画し実現するには、並々ならぬご準備が必要だったでしょう(イベント開催に至る経緯はこちら→GILさんのブログ「『ドルアーガの塔』研究室 管理日報」)。主催者のGILさんにはここでも改めて御礼申し上げます。しかも抽選が当たり賞品をいただいてしまい(部屋に飾っています)、もうなんと申し上げていいのか、という気持ちです。


TO BE CONTINUED...

イベント終了後、四神のうち二神には、直接お礼をお伝えすることができました。感無量とはこのことです。30年前の私は「ドルアーガの塔」から拓かれた道がこんなところまで続いているとはもちろん想像すらしていませんでした。コンティニューの行き着く先はゲームクリアではなかったのです。

でもこのこれ以上ないような出来事も、GAME OVERを意味するわけではありません。私は、これからも「ドルアーガの塔」をプレイし続け、その音楽を聴き続けていきます。TO BE CONTINUED.

関連メモ

*1:ポスターのセリフで構成された全編英語のものと、ネームエントリー曲をバックに操作方法の説明をするものの2つだったと思います。私はこの時からドルアーガの音楽に魅せられたのです。



広告