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ザ・ビートルズクラブ「ビートルズ「LOVE」徹底ガイド・ブック」

ビートルズ『LOVE』徹底ガイド・ブック


タイトル通りの内容です。ラスベガスから帰国してから読みました。

ショウの「登場人物」やストーリーの解説、CDの解説も興味深かったですし、プレミアの様子は多くの写真とポール、リンゴ、ヨーコ、オリヴィアのコメントなどが収録されていて眺める愉しさもあったのですが、圧巻は12ページにわたるジャイルズ・マーティンへのインタビューです。

「LOVE」プロジェクトに参加するようになった経緯。「オーディション」のためにつくった曲(Within You Witout You + Tomorrow Never Knowsはそのうちの一つで、ジャイルズが特に誇りに思うアレンジなのだとか)。選曲の過程。それまでの公式CDには含まれていなかったStrawberry Fields Foreverのテイクと、While My Guitar Gently Weepsのジョージ・マーティンアレンジのストリングスはなぜフィーチャーされたか。Hey Judeのベースがポールの現ツアーメンバーブライアン・レイのバージョンと似ているのはなぜか。そんなことがどんどん明らかになっていくので、読んでいて非常に興奮しました。

「ガイド・ブック」とタイトルにはありますが、これはショウやCDを楽しんだ後で読んだ方がよさそうな気がします。それだけ「舞台裏」的な記述が多いからです(いいことだと思っています)。読後に「LOVE」の世界がまたひとつ広がりました。


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