庭を歩いてメモをとる

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のあのわ / Magical Circus

MAGICAL CIRCUS

フロントウーマンがヴォーカル兼チェロってところでした、このバンドに興味をもったきっかけは。チェロか。バンドに弦楽器やるメンバーって、Dixies Midnight Runnersみたいな感じかなと適当なことを考えながらアルバムを聴いてみたら、ちょっとびっくりしました。

チェロはあくまで「ちょっとしたプラスアルファ」で、それが一番目立つ音にはなっていないんですよね。「曲調の幅が広いポップ音楽」「遊びがありかつわかりやすいメロディ」という、私個人がロックやポップスに求める重要なポイントで勝負していたのです。

このアルバムだって、1曲目"lalala-uh-uh-yeah!"はシンプルなラップテイストソング、2曲目「愛のありか」はジャケットやタイトルにも見られるサーカス的音世界、4曲目「マイガール」は音が跳ね回るメロディ。フロントウーマンYukkoさんのちょっと不安定で裏返る寸前で裏返っていない(いる)ヴォーカルがこの辺で魅力になってきます。そんな感じのサウンド万華鏡的なポップワールドを魅せながら、一方で9曲目の「もぐらは鳥になる」ではロック的な疾走感も。

これは!と思いファーストフルアルバムの「Spectacle」も聴いてみたらこっちもすごく楽しかった。2枚とも昨年末から聴き続けているけど(最近はさすがに頻度は減りましたが)まだ飽きない。

自分たちを「バンド」では「楽団」と称しているそうです。その心意気やよし。心意気負け(?)もしていないし。次はライヴに行ってみたいと思っている今日このごろです。


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