庭を歩いてメモをとる

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伊豆 落合楼村上(1日目)

昨年9月と同じく、友人Jさん・Nさんとある宿に泊まることになりました。14時前に三島駅で集合。終点修善寺でレンタカーに乗り10分少し。今回の宿の目的地である落合楼村上に到着です。

ここは、昔の大金持ちが大工さんに「お金はいくら使ってもいいから、好きなように建ててくれ」と言って作ってもらった宿。だから格調高さとポップな遊び心が随所に見られる素晴らしい建物なのですが(文化財指定もされています)、それだけに私のような年代の人間にはちょっと手の届かない場所であることも事実。でもそこは、ありがたいはからいがあり、今回宿泊できる運びとなりました。



玄関をあがっていきなりこのデザイン。和の要素だけでこんなに美しくてポップなデザインが可能なんだ、と思いました。


部屋はこの他に談話室のようなテーブルのある部屋と小部屋のあるスイート。いいのだろうかこんな部屋に泊まって。


欄間の組子細工のデザインがまた和でポップ。このデザイン、全室全部異なるそうです。

しばらく休んでから、図書室へ。


図書室のある宿といえば、村上春樹の短編「土の中の彼女の小さな犬」を読んで以来憧れでした。それが今ここに。

しかしそこでNさんと私が見つけたのは、たくさんあった芸術新潮のバックナンバーの中から、ナチスが弾劾した頽廃美術を扱ったもの。ナチスに関心のある(ナチスを信奉している、では決してありません)Nさんと私にはかなり興味深い内容。同じく目をひいたものに、「三島由紀夫幻想美術館」なる、彼のナルシズムがあふれる写真を特集した号も楽しめました。でもこれって「幻想美術館」じゃなくて三島由紀夫の「妄想美術館」じゃないの、特にこの写真って、ポール・マッカートニーの"Red Rose Speedway"じゃん、と爆笑(三島ファンの方すみません)。でも時代はポールのほうが後ですけどね。

お風呂がまた素晴らしく、洞窟風呂になっている共同露天風呂と時間単位の貸し切り露天風呂のどちらもがとてもくつろげました。お湯が透明できれいなのに、本当に疲れがとれていく。

そして食事。量も質も大満足でした。


先付。見た目も味も芸術的でした。


11膳をいただきましたが、一番だったのはお造りかなあ。

その後はラウンジに行きミュージカルドラマのDVD鑑賞。もともとビートルズがきっかけで知り合った3人なので、音楽話に花が咲きます。Jさんは4人全員のソロワークスを網羅、Nさんはジョンのみ突出、私はポールのみ突出という違いはありますが。そのため、そのミュージカルドラマの制作者がビートルズ好きであることを踏まえ、「このシーンはポール/ジョンに関係がある」とつい結びつけてしまう「妄想美術館」状態がNさんと私の中で爆発。"Live and Let Die"が流れたときは当然としても、温泉街の明かりが次々ともっていくシーンで「これはブロードストリートの影響ですかね?」と考える私も、「第9回」という看板を見ただけで「ジョンかな?」と考えるNさんも、世間から見ると「痛いヲタ」なのかもしれません。別にいいんだけど。

部屋に引き上げてからも、Jさん作の「もしビートルズが解散しなかったら」という仮定に基づく4人のソロワークスコンピレーションやJさんのバンドの音源を聴きながら話し込み、気がつくと3時過ぎでした。リンゴやジョージももうちょっと聴いたほうがいいな、私も。しかし逆にポールのすごさを100回目くらいに再認識した気もする。そんな夜でした。


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