庭を歩いてメモをとる

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フェルメール「牛乳を注ぐ女」(国立新美術館)

その後は赤坂のホテルに戻って昼寝。起きてから歩いて国立新美術館に向かいました。目的はもちろん「フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展」、もっと言えばフェルメールです。サイトによれば比較的すいているはずの夕方16時過ぎに行ったのですが、入場するのに20分ほどかかりました。

さて、この展覧会。フェルメールの他はタイトル通り17世紀以降のオランダの一般庶民の生活を描いた絵画が展示されているのですが、けっこう寓意が込められているものが多く、しかもその解説が掲示されていないので、オーディオガイドがおすすめです。個人的には500円の価値は十分あると思いました。一見かいがいしく働いている女性を描いた絵と思いきや実は怠惰を表現しているとか、そんなん教えてもらわないとわからないって。

しかし、個人的な感想としては、やっぱりフェルメールは圧倒的に突出して素晴らしく、他の絵は面白いのはあるけど感動はしませんでした。なんかフェルメールのすごさを逆に認識させてもらった感じです。

何が素晴らしかったのか?存在感、光の表現の絶妙さ、色の美しさ・・・すべてに格の違いを感じました。うーん、うまく表現できないな。とにかく好きです、フェルメールは。あと、この「牛乳を注ぐ女」に関して本物を観て新しい発見があったのは、絵のテーブルクロスの青です。女性の服の青の鮮やかさは印刷物でもまあわかりますが、テーブルクロスの青も美しいんだというのは、本物を観て初めて感じたことです。観に来てやっぱりよかったな。欲をいえばもうちょっとゆっくり観たかった(人が多くて絵の近くで立ち止まれなかった)・・・

ちなみに、個人的には、できたら一生かけてフェルメールを全部観られたらな、と思っています。フェルメールが好きというのがもちろん第一の理由ですが、もはやスタンプラリー的なおもしろさも感じてしまっています。今までに観ることができたのは次の通りです。

1995年9月
アメリカ メトロポリタン美術館
「少女」
「信仰の寓意」
「窓辺で水差しを持つ女」

1997年7月
イギリス スコットランド国立美術館
「マルタとマリアの家のキリスト」

ケンウッド・ハウス
「ギターを弾く女」

ナショナル・ギャラリー
「ヴァージナルの前に立つ女」
「ヴァージナルの前に座る女」

1999年3月
京都市美術館
「手紙を書く女」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)

1999年11月
アイルランド ダブリン国立美術館
「手紙を書く女と召使い」

2000年4月・7月
大阪市立美術館
青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」(マウリッツハイス美術館
リュート調弦する女」(メトロポリタン美術館
「地理学者」(フランクフルト市立美術研究所)
「天秤を持つ女」(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)
「聖プラクセデス」(バーバラ・ピアセッカ・コレクション)

2000年6月(多分)
愛知県美術館
「恋文」(アムステルダム国立美術館

2004年9月18日
神戸市立博物館
「絵画芸術(画家のアトリエ)」(ウィーン美術史美術館)

2005年5月21日
兵庫県立美術館
「窓辺で手紙を読む若い女」(ドレスデン国立美術館

だいたいこれで半分くらいかな。一生のうちに全部観られるのだろうか・・・あ、一作盗難から戻ってきてないからどっちみち難しいか。



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