fake24さんの辛い時に自分を奮い立たせる10本の映画!というエントリの筆頭に出ていたので観てみました。今現在は、全然辛くない毎日なのですが。
最初は、主人公の少年時代など、なんでこの描写が必要なのかな、なんか間延びした映画だな、と思っていました。それからなんだかミュージカルっぽいお芝居がかった演出にも慣れずにいたのですが、だんだんと引き込まれていき・・・
ラストでなるほどと思わせてくれました。エントリにもあるようにたしかにベタな展開なのですが、映画のマジック、「おとぎ話」の力、そんなものを見せつけてくれる作品でした。
しかし一方で、あのエンディングは主人公ジョージ・ベイリーの人徳というか誠実さが結実したものなので、落ち込んでいる時にこれを観ても「俺とジョージじゃ人間の器が違うしな・・・」と逆に落ち込みかねない気もしました。
が、おとぎ話の素晴らしさ、家族、友人のありがたみを大いに感じさせてくれる秀作であることには変わりないですね。映画っていいなと思える映画でした。