庭を歩いてメモをとる

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樋口一葉「たけくらべ」

(100円ショップダイソーの文庫版を読みました)

にごりえ」「大つごもり」も読みましたが、個人的にはこれが一番印象に残りました。一言でいえば、思春期を迎えた女性の心の変化を描いた作品(省略しすぎか)。そんな小説はいくらでもありそうですが、この作品は登場人物の抑制の効いた行動といきいきとした描写が陳腐化されずに描かれていてみずみずしく、ありふれた感はまったくありませんでした。

文語体なのでなじむのにちょっと時間がかかりましたが、そんな「読みにくい」環境だからこそ、主人公美登利の言葉や行動の魅力がよりきらきらとしたものに感じられました。ごつごつした漢字やかなづかいの中から光があふれだしてくるようなイメージ。


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