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人類創世

人類創世 [DVD]

[物語]
8万年前、火を使うことはできても、おこすことはできない旧人類がいた。生存を左右するその火を他種族との争いで失ってしまった彼らは、3人の男たちを火探しの旅に出すが・・・


[感想]
外国の知人に薦められて観てみた映画。薦められなければ観なかったでしょう。上記のあらすじを聞いてもそれほど面白いとは思えなかったからですが、まず、その知人がこれがジャン=ジャック・アノー監督の作品だと教えてくれた段階で、ひょっとして観る価値があるのかも、と思い始め、冒頭のスタッフロールでデスモンド・モリス(生物学者、「裸のサル」で有名)の名前を見て、少なくとも安易な作品ではないことを確信しました。

実際、最初の説明を除き現代言語が一切使われていない(だから当然字幕も無し)にもかかわらず、現代にも通じる普遍的なドラマを感じることができました。仲間意識、恩義、ユーモア、蔑み、落胆、感銘などの人間的感情が、現代人とは異なる彼らだからこそのやり方で表現されていたわけです。映像も演出もさすがに妥協がない高水準のもの。安心して最後まで観ることができました。

観終わって、月並みですが、今の我々の生活や文化って、こういう壮大な積み重ねの結果なんだなあってことを痛感しましたね。あと、人間、8万年前と意外とやってることが変わってないんじゃないかとも。



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