庭を歩いてメモをとる

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フランソワ・グロリュー/ビートルズ・メロディー

<COLEZO!>グロリュー◎ビートルズ・メロディ

ビートルズの曲をクラシックの大家風にアレンジしたピアノアルバム。以前からちょっと興味があったのでツタヤ戎橋店でリクエストしてみたら、1ヶ月くらいでレンタルのラインナップに加えてくれたものです。

ツタヤ戎橋は、関西ではおそらく最大規模のレンタル店で他にはない作品が揃っている(例えば先日書いた「栗コーダーカルテット」もそう)上、リクエスト(注文ではなく)すれば、入手・レンタル可能なものは必ず仕入れてくれるというありがたいシステムがあるのです。今回はそれを活用させてもらった次第(とはいえ、家から離れているので、利用するときは半額キャンペーンに一気にまとめて、という感じで使わせてもらっていますが。)。ややこしいことしないで買えよ、っというご指摘もごもっともなのですが。

で、この「ビートルズ・メロディ」、出会いは20年以上前にさかのぼります。NHK-FMのラジオドラマ「ふたりの部屋」で、新井素子「グリーン・レクイエム」が放送されていたのですが、毎回、本編終了後出演者が役から素に戻って短い対談をします。そのバックに流れていたのがこの作品だったのです。かすかに聞こえるそのアレンジににやりとしつつ、続きを聴いてみたいなと思っていたそのことを20年以上たって急に思い出したわけです。

前置きが長くなりましたが、20年以上前の印象は今も変わらず。なかなかおもしろい仕上がりです。ビートルズ、クラシックの作曲者双方へのリスペクトというより、編曲と演奏を手がけるフランソワ・グロリューの遊び心が前面に出ている感じ。あまり共通点のなさそうな楽曲と作曲家を組み合わせている(バッハ風ペニー・レインなどはなく、ドビュッシー風イン・マイ・ライフはある)点からもそう思えます。だからやはり聴いていてにやけてくる。ビートルズとクラシックのピアノ曲両方に親しんでいらっしゃる方には楽しめそうな内容かも。

個人的には、バッハ風「ヘイ・ジュード」(ただし前半のオリジナル部分は不要かも)、モーツァルト風オブラディ・オブラダがお気に入りです。オブラディはブラームス風(短いですが)もあって聴き比べる楽しみもあります。

アイデア面では、似た趣向の「ザ・ビート・サウンド・クラブ(赤盤)」(童謡をビートルズ風にアレンジ)には一歩譲りますが、演奏の安定感はこちらが上ですね。



ちなみに、今回他にレンタルしたのは以下。

エレクトリック・ライト・オーケストラ/ズーム

ZOOM

ジェフ・リンってほんとにビートルズが大好きなんだなあ。これを聴いてみようと思ったきっかけは、10月1日のメモへのYOSHIさんのコメント。そこで教えていただいた"Just for Love"が頭の中をヘビーローテーション中なのですが、ジョージ・ハリスンそのもののヴォーカルとあらゆる点でビートルズを意識し敬愛していることがわかるサウンドづくりがされていながら、全体的にはELOオリジナリティも出ているという出来具合に感心。

ディック・リー/エイジア・メイジア

エイジア・メイジア

インドネシア民謡をポップス風にすっきりアレンジした「コカトゥー」に惹かれたのがきっかけですが、「上を向いて歩こう」+ラップの"sukiyaki"もそつのないまとめかた。タイトル通り、題材をアジア各地から幅広く取り上げている割に意外とごった煮感がなく、聴いていて気持ちいいまとまりを見せています。

ドゥープ/サーカス・ドゥープ

サーカス・ドゥープ

サーカス音楽をダンスチューンに、という奇抜なアイデア一本でアルバムまでつくってしまったところがすごいというか何というか。思ったより一本調子ではなくいろんなアイデアを盛り込んでいる印象です。



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