庭を歩いてメモをとる

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"Collapse"→ヴァイキングの良港→ドイツ海軍の沈没船→高感度センサーの材料に

英語の本を読んでいて困るのは、もちろん英語で読むとしんどいし時間がかかるということなのですが、それと同じくらい困っていることが別にあります。脱線の機会がものすごく増えることです。ちまちまと読むせいか、それともなじみのない情報が多いせいか、ちょっと辞書や百科事典・ネットで調べてみて気がつくと数十分たっていた・・・なんてことはざらです。

Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed: Revised Edition文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)


1年ほど前から読み始めてまだ3分の1も読めてない(とほほ)この"Collapse"(邦題「文明崩壊」)などその典型です。本筋だけでも興味深い事実の連発なのに、著者がトリビア的知識をあちこちで披露するものですからこちらは脱線しまくりです。こないだ書いた、耳の聞こえない人が平均の300倍もいた島のことなどもそうです。

今回は、さらにちょっとしたことで脱線しました。今読んでいるのは、ヴァイキングがどのように北欧からヨーロッパ各地に広がっていったかを書いている章。その中に、イギリス北部にあるオークニー諸島が、ヴァイキングによるイギリスやアイルランドへの侵略の拠点となったと記載してある箇所がありました。なんでも、オークニー諸島にはヴァイキングだけでなくイギリス海軍が2度の世界大戦でもフル活用した天然の良港、スカパ・フローがあるとか。ここでまず脱線。

調べてみると、その場所「スカパ・フロー」は小さな島々に囲まれたまさに天然の良港。地図を見ても、まるで図ったかのように島々が配置されています。(→参考: Wikipedia「スカパ・フロー」

しかしさらに驚いたのはこのウィキペディアの記事を読んでから。ここでは、第一次大戦のおりに捉えられそのまま終戦を迎えたドイツ海軍の軍艦が多数抑留されていたのですが、これをドイツ人自身が爆破、沈没させてしまうのです。そして、それら沈没船は、次のように「再利用」されているらしいのです。

その後更に多くの沈船、またはその一部が引き上げられ人工衛星などに利用されている。1945年以前に鋳造された金属からは放射線の放出が少ないため、高感度センサーの部品として利用されている。(Wikipedia「スカパ・フロー」より)


ん?なんで「1945年以前に鋳造された金属からは放射線の放出が少ない」んだ?ひょっとして原爆のせい?と思いつつ調べてみると、こんなことがあったようでした。

鉄材には戦後一時、溶鉱炉内壁の耐火煉瓦の損耗度を測定するため、60Coを炉内壁に埋込むことがあったが、これにより微量の60Coを含む鉄材が流通したことがあった。(日本原子力開発機構のサイトより)

Coってコバルトってことは、放射性物質ってことなんでしょうか。よくわからないのですが。

それにしても、こんな感じでどうでもいいことを調べながらまったりと読んでいる"Collapse"、いつになったら読み終わるのでしょうか・・・


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